「長野に打撃を」 カネのうわさ流すよう助言


 【ニューヨーク17日共同】一九九八年冬季五輪の招致争いで、ソルトレークシティー(米ユタ州)が国際オリンピック委員会(IOC)と深い関係にあった米NBCテレビ関連会社のNBCスポーツ幹部から、ライバルの長野市に打撃を与えるために、カネにまつわるうわさを流すようアドバイスを受けていたことが十七日、分かった。

 AP通信によると、二〇〇二年ソルトレークシティー五輪組織委員会が明らかにした招致段階の資料で、イスラエル・オリンピック委員会代表でもあったアレックス・ギラディ氏が「うわさだけでなく、日本についての事実をつかむように」と指示していた。

 イスラエル五輪委代表団との会合に関するメモには、「長野で五輪を開催することの一番の強みはIOCに入るカネだ」とのうわさを流すよう、同国代表団は助言したとなっている。ギラディ氏はその後、九四年にIOC委員に就任している。

(2000年12月19日 信濃毎日新聞掲載)