ホメオパシー保険適用の是非:海外のお医者さんの反応

[名無しの医療関係者1]

BBCによると、その一部がNHSにも収載されているホメオパシーレメディーの医師による処方が、いよいよ禁止されることになりそうだ。個人的にはホメオパシーに非常に懸念を抱いている。何の根拠もないこの治療法が、いまだに存在し続けている理由が分からない。早々に禁止すべきだと思う。

 

[名無しの医療関係者2]

私も個人的にはホメオパシーの信者ではないが、私は、従来使用されている薬剤に関しても、その効果が過大評価され、費用と欠点が過小評価されているのではないかと思っている。ここでは長い話はできないが、私は、軽度~中等度の鬱病に使用する薬剤がプラセボよりも有用だということに疑いを抱いている。価格も効果であるし、さらにコレステロール値上昇や糖尿病の危険性をはらむ治療法であると思っている。

科学的か非科学的か、に関する議論は決して解決しない。

従来の薬剤を拒み、ホメオパシーによって効果を感じる人が多いというのもまた事実だ。いろいろな理由があるだろうが、たとえば、うつ病がホメオパシーによって改善したと感じられたら、それで信じるに足る理由となる。理論的には、ホメオパシー薬は大変安価に製造できるはずのものだが、なぜあんなに高価になってしまうのか誰も説明できないだろうが。

だが、たしかに何をNHSに収載するべきかを慎重に見極める必要はあるものの、命に関わらない疾患に対して、従来の薬剤の代わりにホメオパシーのレメディーを選択し、それで主観的に効果が得られていると感じる患者がいるのであれば、悪いことではないと思う。

命に関わる急性の疾患の場合、誰もホメオパシーを頼りにしないだろう。

 

[名無しの医療関係者3]

問題は、ホメオパシーのレメディーを使用する人ではなく、レメディーを補助対象としている側だと思う。従来の治療薬も絶対的なエビデンスのない中使用されており、高価で有害な場合があることも事実だが、一方ホメオパシーは全く信じがたい科学に基づいている。水に物質の性状を記憶させる?しかも含有物質以外の物質の記憶は全て失って?異常だ。

ホメオパシーを使いたい患者がそれを選ぶのは自由だろうが、もしNHSが補助をすると、従来の薬剤と対極にあるホメオパシーに一定のお墨付きを与えることになる。効果を証明するのにエビデンスが必要ないのなら、従来の薬剤だって、研究開発や臨床試験にあれほどの金額を費やす必要はない、ということになる。薬剤には法的規制をかけておいて、他方では研究さえ必要と無いとするとは、全く無意味なお役所だ。

ホメオパシーレメディーを処方する一部の医師は、得られる効果を信じているのであろうが、あまりにも客観性に欠ける。もしもホメオパシーの効能に関するエビデンスが明確になったとしたら、ホメオパシーなど存在しなくなる。もはや代替療法ではなく、それは単に薬剤と呼ばれるからだ。

 

[名無しの医療関係者4]

一般に、効果があると信じて患者から要求される治療法がいくつかある。ウイルス感染に対する抗生剤もそのよい例だ。患者がそれとおなじような反応を示すホメオパシーをNHSが補助するとなると、医師側としては処方を拒否することが非常に難しくなる。ただちに対象の薬局からの戯言は排除して、拒否する理由を説明できるようにするべきだ。

 

[名無しの医療関係者5]

私もホメオパシーについては同意見だ。単なるまやかしの科学だ。

ウイルス感染に対する抗生剤の処方については、確かに二次感染の可能性はあるものの、処方する医師側に非があると思う。

 

[名無しの医療関係者6]

私は、ホメオパシーは効果的で安価であり非常に有用だと思う。ただ、アロパシー(逆症療法)や最新の治療法と比べると、効果が発現するまで時間がかかる。だが、副作用はない。禁止すべきではないと思う。

 

[名無しの医療関係者7]

私は個人的にホメオパシーの効果を信じている。なぜなら、私自身がそれを体験しているからだ。一部の不良例だけを見て治療法の効果を判断しないでほしい。その理論で行くと、逆症療法も禁止すべきだと思う。逆症療法によって命を落としている患者が世界中にどれほど多くいることか。なのにこれまで一度も禁止という声を聞いたことがない。

ホメオパシーにも固有の副作用はある。だが、長年にわたって信頼を得ている治療法を禁止する理由にはならない。

 

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