10月17日 12時31分
愛知県豊田市で元派遣社員の女性が殺害され遺体で見つかった事件で、派遣会社の元社員の男の初公判が名古屋地方裁判所岡崎支部で開かれ、男は「間違いありません」と述べて起訴内容を認めました。
この事件は、元派遣社員だった小谷川彩さん(22)が殺害され、ことし4月、豊田市内の畑で遺体で見つかったもので、派遣会社の元社員で愛知県豊田市の無職、萬井大輝被告(25)が小谷川さんの首を衣類で絞めて殺害した上、遺体を遺棄したとして殺人と死体遺棄の罪に問われています。
名古屋地方裁判所岡崎支部で開かれた17日の初公判で、萬井被告は「間違いありません」と述べ、起訴内容を認めました。
検察は事件のいきさつについて、「被害者の勤務態度を注意して反発され、『役立たず』と言われたほか、お椀で肩を1回叩かれこれに腹を立てて殺害した。殺人の強い意欲がある」と指摘した上で、「動機は悪質で殺人の結果は重い」と述べました。
一方、弁護士は「被害者を黙らせたいという意図の延長線上にある殺意であり、積極的に殺そうという意図はない」と述べました。
判決は10月21日に言い渡されます。
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