フェティッシュの火曜日
2016年10月18日
焼きたて、切りたての窯だしカステラを求めて、文明堂東京の工場まで行ってきました。
「カステラ一番、電話は二番〜」という懐かしいテレビCMでおなじみの文明堂東京では、焼きたてカステラの切り売りというのを工場でやっているらしい。
パンは焼きたてが一番うまい。マグロの解体ショーは興奮する。ではカステラの焼きたて、切りたては、一体どんな感じなのだろうか。そこに何か悦びがあるのだろうか。 試しに工場まで足を運んでみたところ、別次元のフワフワが待っていた。もうフワッフワ。 文明堂東京の浦和工場へとやってきたさてカステラの切り売りをやっている文明堂東京という会社だが、文明堂と名の付くチェーンはいくつかある中で(編集部古賀さんの記事に詳しい)、文明堂新宿店と文明堂日本橋店が合併してできた会社とのこと。
カステラの切り売りは毎日行われているものではなく、いくつかある工場で月に数回だけおこなわれている。私が向かったのは最寄りとなる浦和工場。 文明堂東京の浦和工場。浦和なので埼玉ですよ。
カステラの切り売り、さてどんな雰囲気のイベントなのだろう。カステラに対する特別な思い入れがないこともあり、まったく予想がつかない。
販売開始となる午前10時に合わせて来てみたのだが、売店の前に大行列ができるという感じではないようだ。 切り売りを買いに来たのだが、切り落としも魅力的だね。
カステラの切り落とし、マグロでいったら中落ちのうまい部分だ。
とりあえず目に付いた切り落としを買ったのだが、肝心の切り売りが見当たらない。店の方に聞いたら、ここではなく工場入り口でやっているとのこと。
なるほど、少しでも工場から近いところで売るということだろうか。 奥に進むとものすごくアピールされていた。売店で場所を聞かれるたびにこのノボリが増えていったのだろう。
カステラの切り売りに対して、どんなテンションで挑んでいいのかまだ自分でもわかっていない。
台座がカステラっぽくないこともない宮ア甚左衛門の像。
本日の窯だしカステラは限定500個工場の入り口には、祭りのような赤白の幕が張られ、お正月のようなノリを醸し出していた。
ノボリに紅白幕。商店街の福引会場っぽい気もするが、この日常ではない感が確実にこっちの心を揺さぶってくる。 10時ちょうどに到着。もう販売は始まっているようだ。
本日分は限定500個で売り切れ次第終了らしい。多いんだか少ないんだかまったくわからない数だ。
まだ売り切れる心配はなさそうなので、とりあえず張り紙を熟読してみる。わりと情報ありきで味を楽しむところがあるのでね。
「窯出し」という文字が、もううまそうじゃないですか。
なるほど、ただの焼きたてカステラではなく、焼きたてが美味しいように開発されたオリジナル商品のようだ。ほほう、ちょっとテンションが上がってきたぞ。
というか、一般的なカステラって焼いてから熟成させるものだったのか。 懐かしい例のCMが流されていた。ちなみにずっとネコだと思っていたけど、実はクマらしいよ。ここで見られます。
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