電通社員過労自殺 子会社に労働局が立ち入り調査

電通社員過労自殺 子会社に労働局が立ち入り調査
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大手広告会社、電通に去年入社した女性社員が過労のため自殺した問題で、東京労働局は、今月14日の電通の本社の調査に続き、18日午後、子会社の「電通東日本」にも立ち入り調査に入りました。厚生労働省は調査対象を全国の子会社に広げ、労務管理の実態を調べることにしています。
立ち入り調査が行われているのは、電通の子会社で東京・港区の電通東日本で、18日午後1時すぎ、東京労働局の過重労働撲滅特別対策班のメンバーなどが抜き打ちの調査を始めました。
電通に去年入社した高橋まつりさん(当時24)が長時間労働による過労のため、去年12月、自殺した問題を受けて、東京労働局は今月14日、東京・港区の電通の本社に抜き打ちの調査に入りました。
厚生労働省によりますと、調査は電通の本社に加え、全国に3つある支社でも行われていますが、厚生労働省は調査の対象を全国5つの主要な子会社に広げ、電通東日本以外の4社にはすでに調査に入ったということです。
高橋さんは電通が労働組合との間で結んでいたとされる協定を上回る月105時間の残業を行っていたとして、先月、労災が認められていて、厚生労働省は調査対象を広げ、労務管理の実態を調べることにしています。