10月14日 12時33分
三菱航空機が開発中の国産旅客機MRJの2号機が、13日、急きょ、石川県の能登空港に着陸をしていたことが分かりました。
MRJはこれまでに計5機の試作機が製造されていて、2号機は国内で飛行試験を行っています。
石川県能登空港管理事務所によりますと、13日午後4時前、三菱航空機からMRJ2号機に不具合があるため、急きょ着陸させたいという連絡があり、約15分後に着陸したということです。
MRJ2号機はその後、空港内で点検作業が行われていますが、いまのところ、離陸の予定は立っていないということです。
空港管理事務所によりますと、これまでMRJの飛行試験で着陸する際には、少なくとも数時間前までに連絡があったということですが、13日のように着陸直前の連絡は初めてだということです。
今回の着陸の理由について、三菱航空機は「確認したいことがあったため着陸した。飛行試験中なのでトラブル1つ1つにコメントはしない」と話しています。
MRJを巡っては、ことし8月に1号機が度重なる機体の不具合で本格的な飛行試験を実施するためのアメリカへの出発が延期されるトラブルが起きています。
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