お気に入りのパン屋探して 京都の女性、情報冊子第3弾で特集
京都市の中京区以北を中心にパン屋を特集した本「気になる京都3」を、カフェなどを併設する旅の情報スペース「風の駅」(上京区・出町桝形商店街)が発行した。10年にわたり食べ歩いた約100店を紹介している。京都人は日本一のパン好きとの統計もあり、「お気に入りの店を探してほしい」としている。
「気になる京都」は2012年に第1弾を発行し、3冊目。地元目線の京都を伝えたいと「風の駅」駅長の太貫まひろさん(47)が執筆や写真、編集を手掛けている。
今回は太貫さんがほぼ毎朝パン食というパン好きで、京都ではパン屋巡りをする人も多いことから企画した。
お気に入りの店や客から教えてもらった店の実際に食べた感想などをつづっている。付録のマップでは、記事で取り上げられなかった店も掲載している。
記事にはチェックボックスや書き込みができる欄を設けた。「長く楽しめ、読者と一緒に作り上げる本でありたい」としている。
総務省統計局の家計調査によると、全国の県庁所在市別で京都市は2人以上の世帯あたりのパン購入の年間支払額が2013~15年平均で全国1位。金額は平均3万8681円で、全国平均を9451円も上回っている。
特集以外では、隠れ家的な店や場所などを紹介している。
A5判。オールカラーで48ページ。864円。風の駅や一部書店で販売している。
【 2016年10月18日 10時37分 】