日本将棋連盟が12月14日から対局室にスマートフォン(スマホ)など電子機器の持ち込みを禁止する措置に波紋が広がっている。日本ではコンサート会場や機密情報を扱う企業で持ち込みを制限することが多いが、最近では持ち込み解禁に舵を切るケースも相次いでいる。「スマ禁」をめぐる最新事情を探った。(夕刊フジ)
将棋連盟が禁止措置を決めた背景には、コンピューターソフトの急速な性能向上がある。一部棋士からは「対局相手が離席し、ソフトの力を借りて(将棋を)指していることも考えられる」などと規制を求める声が上がっていた。
電子機器の使用が発覚すれば「除名を含む処分の対象となる」といい、連盟の危機感は強い。
競馬界では、禁止された通信を行い、ペナルティーを科されたケースも出ている。丸山元気騎手(26)が騎乗終了後、中山競馬場の調整ルームで携帯電話を使用。他レース優勝馬の関係者に祝福メールを送信したとして、10月8日〜11日6日(30日間)まで騎乗停止となった。