【巨人】坂本、王以来の連続首位打者へ挑む!「1年だけ良くて終わりでは意味がない」
2016年10月18日6時0分 スポーツ報知
巨人・坂本勇人内野手(27)が17日、2年連続首位打者へ再スタートした。秋季練習が開始。初日はロングティーなど軽めのメニューで終了したが、「オフは、個人個人の考え方が大事になる。今年はタイトルを取ることができたので、来年はさらに大事。オフから継続してやっていきたい」と、更なるレベルアップを約束した。
巨人では73、74年に王貞治(ソフトバンク会長)が達成して以降、2年続けて首位打者を獲得した打者はいない。篠塚、松井、阿部ら大打者たちでさえはね返されたが、だからこそ背番号6は燃えている。「タイトルはうれしいですけど、満足はしていない。1年だけ良くて終わりでは意味がない」。遊撃手は守備時のあらゆるプレーに関わるため負担が大きく、首位打者は厳しいとされてきたが、セ初の快挙を成し遂げた。高い壁を、最高のモチベーションにした。
進化のために、最高の舞台が用意されている。今季は足の上げ方から上半身の使い方まで一新したが、思い切ったフォーム改造は、昨秋の「プレミア12」でチームメートとなったヤクルト・山田や、西武・秋山らと打撃理論を交わしたことがきっかけだった。今年も11月の侍ジャパン強化試合に加え、来年3月は第4回WBCも控える。調整が前倒しになる難しさはあるが、「(例年も)12月は動いてきたし、特別なことはないです」と自信。国際大会を経て、頼れるキャプテンはどんな変貌を遂げるか。
(尾形 圭亮)