ご覧いただきありがとうございます。
特効ツボについて、ご案内していますが、今回も前回に続いて「胸」「お腹」のツボについてです。
ご存知のとおり人体にはツボが沢山ありますね。
ツボそれぞれに対して効果もまた沢山あります。
ツボについて色々考えるうちに、自分の体の健康のためにもその位置と効果がすごく気になるようになりました。
そして、もっともっと知りたいと言う気持ちになりました。
なぜって?
ツボについて少しでも詳しくなれば、自らの体の不調時にも自分でツボ治療ができるのではないかと思ったからです。
みなさんもぜひ自分でツボ治療をなさってはいかがでしょう。
特効ツボの位置と効果
「胸」「お腹」の特効ツボ(写真⑭~⑱参照)
⑭巨闕(こけつ)
膻中(だんちゅう)と中脘(ちゅうかん)の間で、この二つのツボのまん中よりやや下側の、みぞおちの所にあり、漢方ではこの部分につかえて違和感や抵抗感があるとき「心下の痞硬(しんかのひこう)」と呼んで、体調をはかるバロメーターとしています。
胸痛や慢性の胃の病気、息切れのほか、ゼンソク、動悸、不眠症などにも効果のあるツボです。
⑮肓兪(こうゆ)
へその両側約5分(約1cm)の所で、少し下の所にあります。
このツボは「男子の子なきを治す」といわれ、精力増強のツボであり、子供ができないなどの男性に異常がある場合の特効ツボとされています。
⑯天枢(てんすう)
食あたりなど、お腹を壊した際に用いると効果があるツボです。
へその左右2寸(約4cm)の所にあり、お腹を壊して起こる下痢の症状や、また便秘の時などには、このツボを指圧すると良く効果があらわれます。
東洋医学ではへそから上を天、下を地と分けて考えますが、へその高さが天地の分かれる枢要な所なので、天枢と名がつきました。
⑰大巨(だいこ)
便秘や生理異常の特効ツボです。
位置は天枢から約2寸(約4cm)下の所にあります。
このツボは、体のへそから下部の病気があらわれる所で、大巨の大は「大きい」という意味ではなく、「大切」という意味があります。
とくに左側の大巨は、昔から婦人の瘀血”おけつ”(古血”ふるち”)の有無を調べたり、その治療に使用されています。
座骨神経痛、腎炎、下痢、不妊症などにも効果があります。
⑱関元(かんげん)
へその下、約3寸(約6cm)の所にあり、人間が先天的に持つ「元気の出る働き」をするツボとされています。
また、小腸の疾病からくる便秘や消化不良、生理不順などの特効ツボとして使用されます。
その他、冷え症や精力減退のほか、男女の性器の疾病による治療には、欠かせないツボです。
以上が「特効ツボ!先天的に持つ元気をつかさどるツボはここだ!~胃の病気など」についてのご案内でした。
次回も特効ツボの位置と効果についてご案内しますので、ぜひご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。