建築と都市、さらには土木とインテリア
あたりまえのことだが、人が体験する空間は、建築とか都市とかインテリア、土木などというカテゴリーには関係ない。 それらは、同時に眼に入り、一日のうちに後先かまわず私たちがシームレスに通過しているものたちである。 それなのに区分が生じるのは、デザイナーあるいは設計者が制度に囲いとられているからである。 制度は、教育や法律、その他諸々の約束事でプレッシャーをかけてくるかもしれない。 でも、空間を体験し生きている側からすれば、そんなことはどうでもいいことだ。 設計するということは、なんと不自由になっているのだろう。
空間は、例えばアクティビティから記述しうる。 アクティビティは、常に境界横断的である。 風や光、水や力(構造)も、常に境界を横断している。 そうした視点で設計することで、制度や教育や法律といった、必要悪のフィクションを超えた先の自由を考えたい。
Y-GSAという場所は、そんなトライアルのために周到に用意された場所である。
そこでは、「構えは大きく、しかし、ターゲットは具体的かつ身近に」行動することがプライオリティである。スタジオで考え実践したことが、現在あるいは近未来の世界にどのように響くか、それが問われている。