TPP国会承認と関連法案 与野党駆け引き活発に
TPP=環太平洋パートナーシップ協定の国会承認を求める議案と関連法案の審議で、与党側は、月内の衆議院通過に向けて来週早々に地方公聴会を開きたい考えですが、民進党などは「時期尚早だ」と主張していて、与野党の駆け引きが活発になっています。
今の国会の焦点となっている、TPPの国会承認を求める議案と関連法案は、17日に続いて、18日も午前中、衆議院の特別委員会で、安倍総理大臣の出席を求めて総括質疑が行われます。
こうした中、与党側は、いまの国会での承認を確実にするため、議案と関連法案の月内の衆議院通過を目指していて、17日の特別委員会の理事会で、農業関係者などから直接意見を聞くため来週24日に北海道と宮崎県で地方公聴会を開きたいと提案しました。自民党の二階幹事長も、「国益に資する議論を分かりやすく行い、党一丸となって、早期成立に努力したい」と述べました。
これに対して、民進党や共産党などは、「TPPの関連する分野は多岐にわたり、分野ごとに徹底した審議が必要で、地方公聴会の開催は時期尚早だ」と主張していて、十分な審議時間の確保を求める方針です。民進党の野田幹事長は、「とにかく『隠せ隠せ、急げ急げ』という政府の姿勢が濃厚に出ている。与党の幹部からは、議論の終わり時の話が、もう出ているが、冗談ではない。議論は始まったばかりだ」と述べていて、与野党の駆け引きが活発になっています。
こうした中、与党側は、いまの国会での承認を確実にするため、議案と関連法案の月内の衆議院通過を目指していて、17日の特別委員会の理事会で、農業関係者などから直接意見を聞くため来週24日に北海道と宮崎県で地方公聴会を開きたいと提案しました。自民党の二階幹事長も、「国益に資する議論を分かりやすく行い、党一丸となって、早期成立に努力したい」と述べました。
これに対して、民進党や共産党などは、「TPPの関連する分野は多岐にわたり、分野ごとに徹底した審議が必要で、地方公聴会の開催は時期尚早だ」と主張していて、十分な審議時間の確保を求める方針です。民進党の野田幹事長は、「とにかく『隠せ隠せ、急げ急げ』という政府の姿勢が濃厚に出ている。与党の幹部からは、議論の終わり時の話が、もう出ているが、冗談ではない。議論は始まったばかりだ」と述べていて、与野党の駆け引きが活発になっています。