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韓国で“隠し撮りカメラ”の値段が急騰! 褒賞金目当ての人々がパパラッチ化

[2016年10月15日]

ソウル市内では“接待禁止法”に抵触しない2万9000ウォン(約2600円)のコースを新設する店も ※写真と本文は関係ありません

「今、ソウルでは隠し撮り用カメラが品薄になり、値段が高騰しています。以前なら4万ウォン(約3600円)で買えたものが、今では15万ウォン(約1万3500円)もする始末です」(韓国紙東京特派員)

この異常事態をもたらしたのは、韓国で9月28日に施行された通称「金英蘭(キムヨンラン)法」だ。

これは汚職や不正を防止するため、公務員やメディア関係者、私学学校教員らや、その配偶者への接待や金品提供を規制する法律で、3万ウォン(約2800円)以上の食事接待、5万ウォン(約4500円)以上の贈り物、10万ウォン(約9000円)以上の慶弔費などが禁止されるという。

そのため28日以降、ソウル市の高級レストランはどこも閑古鳥が鳴いているのだとか。ソウル市職員がこう嘆く。

「違反すると、3年以下の懲役または3000万ウォン(約270万円)以下の罰金刑が待っています。おかげで役所周辺の高級飲食店はどこもガラガラ。一般の食堂からも3万ウォン以上のメニューが次々と消えています」

この“食事接待禁止法”により高級レストランに客が入らなくなるのはわかる。でも、隠し撮り用カメラの値段が高騰するのはなぜ?

「違反を政府に申告すると、最大2億ウォン(約1800万円)の褒賞金が出るんです。そのため、褒賞金目当ての人々がパパラッチ化し、接待現場を撮影して証拠にしようと隠し撮り用カメラを争うように買い求めた結果、価格が急騰してしまったんです」(前出・韓国紙特派員)

ソウルではパパラッチ向けに隠し撮りのノウハウを伝授する塾も登場、受講者で盛況だという。

「金英蘭法」の対象者数は約400万人。韓国のパパラッチ大国化と隠し撮り用カメラの高騰はしばらく続きそうだ。


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