読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

tellme.tokyo

テルミー東京

特定のワードで Twitter を監視して、検知したら Slack に投げる

Slack

... というツールを書きました。Twitter Streaming Daemon なので twistd です。最近話題の名前衝突ですが、こっちは個人のツールだし一旦気にしないことにします (リポジトリ作ってから気づいた)。

github.com

tl;dr

  • Twitter Streaming API を利用してツイートを監視する
  • 特定のワードで引っかかったら Slack に通知する
  • 2つをいっぺんに行うコマンドを書いた (デーモンとして利用しましょう)

twistd

['tomato', 'potato'] で引っ掛けてる例

モチベーション

zplug (GitHub Organization) ではオーナーの他に数名のコラボレーターの方たちがいます。開発者同士のコミュニケーションには Slack を用い、GitHub Issues で issue トラッキングをしています。Slack への GitHub の通知は、Slack のインテグレーション機能 (issue が作られたり P-R が投げられると通知される) を使っています。これはよくあるスタイルだと思います。

ところが、数ヶ月 Organization を運用して気づいたのが GitHub Issues に上がってこないバグレポートや機能改善、機能要望も結構あるということです。その多くは Twitter 上でつぶやかれていて、それからは時折 zplug -RT とかで Twitter 検索をしていたのですが、それを他のコラボレーターに共有するのが面倒なことと、定期的なエゴサーチが面倒 (見逃すということもある) で、Twitter を常時監視して zplug についてつぶやかれていたら Slack にポストしてくれるツールはないかと探しておりました。ちょうど良さそうなツールはないようなので、じゃあ作りましょうかとなった次第です (すでにあったらごめんなさい。そして twistd より優れていたら教えてください)。

twistd

ちなみに、zplug では twistd の他、また別の daemon や複数の bot が動いています。

github.com

使い方とか

インストールと設定

インストールはひとまず git clone して make install です。詳しい利用は Makefile を見てください。

$ git clone https://github.com/b4b4r07/twistd; cd twistd
$ $EDITOR config.toml    # トークンとか書く
$ sudo make install      # ビルドして /etc 以下に config 置く

twist -c config.toml で起動できます (config を指定しないと /etc/twistd.conf を読みに行きます)。コマンド名は twist です。末尾に d つかないです。

あとは自身の Twitter などで「(検索ワード)」を含んだツイートをすると Slack にポストされます。もろもろは config.toml に設定してください。詳しくは README で。

デーモンとして利用する

常駐させる関係でデーモン化させておいたほうがいいでしょう。

  • systemd
  • supervisord
  • daemontools
  • ...

終わりに

ある国には エシュロンという装置があるそうですが、実際に使ってみるとそれを彷彿とさせる仕上がりでした (詳しくは知らない)。個人 (特にエンジニア) が発信するツールはブログか Twitter が大半を占めると思うのですが、Slack インテグレーションの Google Alert と、この twistd を併せて使うことで大体網羅して監視できるのが 気持ち悪い 良いです *1。...というようなエピローグはさておき、こんな感じになります。

twistd

こいつは config を読み込んで常駐するだけのシンプルな作りです。ロジックも Twitter Streaming API で待ち受けて Slack Incoming Webhooks するだけです。よかったら使ってみてください *2。改善 P-R も歓迎です。

*1:まあ Public なツイートのみの収集なので

*2:年1回ペースでしかリリースされない新譜のチェックなどにも使えそう