【ワシントン時事】過激派組織「イスラム国」(IS)のイラクでの最大拠点、北部モスルの奪還作戦が始まった。
オバマ米大統領は4月以降、イラクへの3度の増派を承認。来年1月の任期満了までにモスル奪還の道筋を示し、2年以上続くIS掃討作戦の成果を示したい意向だ。ただ、ISの抵抗が激しく、作戦は難航が予想される。
米国は有志連合を主導し、IS拠点への空爆、イラク治安部隊やクルド人治安部隊「ペシュメルガ」への助言や情報提供、訓練などの後方支援を行ってきた。モスル奪還に向け、9月下旬には今年3度目となる約600人のイラク増派を発表し、駐留米兵は5200人規模に膨らんだ。
増派部隊はモスル周辺の空軍基地に展開。米紙ニューヨーク・タイムズによると、有志連合が過去数週間にわたり、モスルのIS幹部宅への空爆を強化するなどモスル攻略の準備が進んでいた。
イラクのアバディ首相は、年内のモスル奪還を目標に掲げてきたが、作戦は容易ではない。米軍高官は「作戦は数週間、あるいはもっと長く続くだろう」と指摘する。ISは仕掛け爆弾を設置したり、自爆攻撃で応戦したりして徹底抗戦するとみられている。モスルに残る市民約150万人を「人間の盾」に使う恐れもある。
また、国連のオブライエン事務次長(人道問題担当)は、激戦になれば「最悪の場合、100万人が避難を余儀なくされる可能性がある」と懸念。国連はモスルからの避難民向けのキャンプ設営を急いでいる。
TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画
クラスター爆弾の破壊的な負の遺産
戦争による破壊は、戦闘が終わりを迎えてもやむことはありません。2006年にあった34日間に及ぶイスラエルとヒズボラの交戦では、レバノンに400万ものクラスター子爆弾が落とされ、人々が無差別に殺されました。写真家であり、TEDフェローであるローラ・ブシュナクが、クラスター爆弾の被害を生き延びた人々を捉えた、忘れがたい写真を紹介し、こうした武器を生産し、使用を黙認しているアメリカのような国々に、これらの武器を放棄するよう呼びかけます。
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