埋もれてしまっている記憶ってありませんか?
情報過多の時代、様々な情報が次々と脳に入ってくるので、せっかくいい経験をしても埋もれてしまっていることが多いと思います。もちろん経験自体なくなることはないですが、少し手を加えるだけでその経験の価値を高めることができると思います。今回はその方法を考えてみたいと思います。
- まず、タイトルにある”データマイニング”とは?
- じゃあ、”メモリーマイニング”とは?
- ”メモリーマイニング”が良いと思った経緯は?
- メモリーマイニングって、点と線を繋ぎ合わせてブロックを創る作業!
- じゃあ、どうやってやるのか?
- まとめ
まず、タイトルにある”データマイニング”とは?
データマイニングとは、統計学、パターン認識、人工知能等のデータ解析の技法を大量のデータに網羅的に適用することで知識を取り出す技術のことである。 (wikipedia)
少し難しく書いていますが、簡単にいうと大量のデータから世の中の役に立つ情報を取り出そうということです。コンビニの購入履歴からtwitterなどもビックデータにあたります。最近、力を入れて取り組んでいる企業が多いですね。ちなみに、マイニングは発掘という意味です。
じゃあ、”メモリーマイニング”とは?
”メモリーマイニング”は私が勝手に作った言葉なんですが、”データマイニング”との違いは「データ(ビックデータ)」を「メモリー(自分の記憶)」に変換しただけです。私は今年で24歳になるのですが、脳には約24年分のメモリー(データ)が入っているということ。これはなかなかの情報量であり、存在していなかった有益な情報を発掘できる可能性があります。
”メモリーマイニング”が良いと思った経緯は?
前回の記事に、約3年前に訪れたトラジャのことについて書いたのですが、トラジャに行った当時には思い至らなかった考えを手に入れることができました。この記事がこれになります。
本当に多くの人に読んでもらって嬉しい限りです。ありがとうございました!
この記事を書くに至ったのは、もちろんブログを始めたことになります。このブログは旅の経験を主に記しているのですが、どうせなら珍しい経験を発信したいと思い、このトラジャに行ったときのことを書きました。始めは少しでも読者のためになるようにとあまり自分のためとは考えずに書いていましたが、書き終わるころには多くのものを得ていました。この経験を経て、記憶を掘り起こすこと(メモリーマイニング)はすごく有意義だと実感しました。
メモリーマイニングって、点と線を繋ぎ合わせてブロックを創る作業!
メモリーマイニングを考えいるときに、スティーブ・ジョブズのある考えを思い出しました。スティーブ・ジョブズは、「知識」を「点」、「経験」を「線」と例え、既知の「点(知識)」は繋ぎ合わせない限り役に立たないと言っています。その繋ぎ合わせる役目を果たすのは、「線」である「経験」になります。「点」と「線」を繋ぎ合わせて、レゴのブロックのようなものとなります。そのブロックが多いほど、また種類が多いほど、組み合わせによっては面白いお城を創ることができると表現しています。この行為こそが、創造性を高め、新たなものを生み出す力になります。
この考え方はその通りだと思うし、すごく好きです。ただ、今回思ったのは、ある経験をしたときに、繋がるべきところをすべて繋げることができる訳ではないということ。繋げられるところを逃すことはブロックを見捨てるということ!勿体無いです!
なので、今回提案する”メモリーマイニング”とは、点と線を繋ぎ合わせることに時間を割き、ブロックを沢山創るということです!
(例えに例えで、逆に分かりにくくなっているかもしれませんが。笑)
じゃあ、どうやってやるのか?
私なりに効率のいい方法を考えてみます。始めはメモリーマイニングする対象を一つに決めた方がいいと思います。ネタとして良いと思うのは、少しでもインパクトが残っているもの。旅行、チャレンジしたことや失敗したことなど、そのときに整理していたことでも、時間が経っていれば、ブロックの材料となる新たな「点」や「線」を仕入れていると思うのでやる価値はあると思います。特に、旅行なんて高い旅費をかけて得た知識や経験。かなり価値があるはずです。これを使わない訳にはいきません!
具体的な方法を考えてみます!
テーマにするものが決まれば、それに対して覚えているもの(行ったところ、どんなことをしたか、発言、不思議・疑問に思ったことなど)を書き出します。この作業で、脳の奥の方にホコリを被っていた記憶が綺麗になってブロックを創る材料となりますし、取り出す段階で「あれはそういうことだったのか」となれば一つブロックの出来上がりです。
なかなか思い出すことができなければ、そのときの写真を見返すのもありですね。私はパソコンのデスクトップを過去に撮影してきた写真(およそ700枚)で5秒間隔のスライドショーにしているのですが、その当時のことを思い出したり新たな発見があるので、かなりお薦めです。今思うと、その新たな発見こそが今回のいう繋ぎ合わせてできたブロックなのだと思います。なので、日常や旅先でこまめに写真を撮っておくことはこのブロック作りにいいかもしれません。(やたら、写真を撮ることはお薦めしませんが。)
そのときの記事を貼っておきます。
少し話しは逸れてしまいましたが、書き出していく中で、不思議に思ったことや疑問に思ったことを考え、解決していくことが、繋ぎ合わせてブロックを創る、もしくはブロック同士を組み合わせていく作業になると思います。また、必要に応じて点を増やす(ネットや本で調べ知識を得る)ことで、さらにブロックの数やレパートリーを増やすことができます。この作業を経て、新たな考えやその考えをまとめた記事(前回のトラジャの記事)のように今までになかったものが生まれます。また、このブロックを予め多く創っておくことで、新しい情報・知識が入ってきたときには、組み合わせるブロックが多い分、より面白いものができるという仕組みなんですかね!
やっぱ、ブログはお薦め!
そう考えるとやっぱりブログはいいですね。過去を振り返るきっかけにもなるし、それを一つの記事としてまとめることで整理することができます。つまり、沢山のブロックを創られるということ!それに、ブコメの機能もいいですね。記事に対して、コメントをしてくれることで、新たな材料が手に入り、また新たなものができたりします!
まとめ
最終的に”メモリーマイニング”は薄れて、”ブロック造り”がメインになってしまいました。笑
今回の記事を通して、ブロガーは人より多くまた多様なブロックを持っているんだと思います。ときには過去を振り返えることでブロックを創っておき、またあるときには新しく入ってきた情報・知識を既存のブロックと組み合わせて、新しいブロックもしくは別の形にして記事として発信する。ブロックを創り、組み合わせる作業が格段に多いと思います。そして、面白い記事を書く人はブロガーの中でもレアなブロックが沢山あるんでしょうね。羨ましい!どうせなら私もこの考えを意識しながらブログを更新することで、できるだけ面白いブロック多く創って、ゆくゆくは面白くて格好いいお城(?)でも創ろうと思います!