2016年10月


>佐野さんはじめまして、高校三年の女です。
私には高1の頃から3年間仲のいい女友達がいるのですが、その子はいわゆるいじられキャラというタイプの子で、私以外の友人にもよくちょっかいをかけられています。いつ頃からかはわかりませんが、その子のイジられた後の反応や仕草がとてもかわいいと思うようになりました。そういうその子がかわいくて、ついちょっかいをかけすぎてしまった所為で、最近その子にかなりの距離を置かれています。
ちょっかいをかけることが原因で嫌われていることはわかっているし、私も向こうも嫌がっているのでこういうことは止めようと思い何度も止めようとしたのですが、やはりつい髪を触ったり二の腕を触ったりしてしまいます。止めようという意思を持てばその一時は止めれます。でもまた数ヶ月後くらいにはちょっかいをかけたくなってしまいます。嫌がっているその子をみたいという欲求が抑えられません。このままこういうことを続けていると更に嫌われるのは目に見えているし、これ以上嫌われたくないし、また前みたいに仲のいい関係に戻りたいのですが、それと同じくらいその子をイジって反応をみたいという欲求も存在しています。100%私のせいなのは自覚があります。この前他の友人にもお前はそろそろヤバいと言われました。どうしたらいいでしょうか。お答えいただけると嬉しいです。




はじめまして。確かに相当ヤバいですね。率直に言って病的とすら思えます。その彼女以外にも、あなたに1つのことにとんでもなく執着したりとか、そういう傾向があれば、もしかしたらお医者さんに相談するやつかもしれないです。

私に言えることは、あなたもご存知の通り、人の嫌がることはしてはいけないということです。私もよく過剰に「いじる」ことよくするんですが、お笑い芸人同士のことなんでなんとか穏便に済んでいます。以前ライブである芸人に、粘土でできたペニスの模型?をズボンのファスナーから装着させ、「据え置き型オナホール」要するに女性の腰の辺りを模したものへの挿入を試みさせるということを、一度のライブ中に何度も繰り返し、終了後どういうわけかその芸人に「今日はすみませんでした」と謝られるということがありました。「いじる」というのはお笑い同士でもギクシャクすることがあるものです。中にはお笑いをやっていても「いじる」ということを一切受け付けず、露骨に不快感を示す怖い人もいます。

念のためですが、相談者さんがお笑いライブへ興味をお持ちで行ってみようかと思っていたり、あるいはもう観に行っていたりする場合、上記のような表現があるライブはごく一部で、出演者やタイトル、告知などの匂いで嗅ぎ分けることができますので不安に感じられるようなことはありません。

で、お笑い芸人の間でも扱いが難しい「いじる」という行為、日常の中ではさらに人間関係を破壊しやすいのではないでしょうか。と言うかすでに壊れた友人関係にまつわるご相談でした。

あなたは、ご友人にちょっかいを出すのをやめなければなりません。どうしたらいいか、と言うことですが、必ずやめなければなりません。理由はあなたも理解されている通り、あなたが100%悪いからです。悪いと分かっているのに、まだ手を出すのは、髪や二の腕を触るくらいなら…と思ってしまうからでしょうか、しかし、実際はただ髪や二の腕を触っているのではなく、これまでのあなたがしてきた事の蓄積の上で髪や二の腕を触っているのです。彼女もあなたにされたことを覚えていて、その上でまた髪や二の腕を触られています。私が言うのも気がひけるんですが、これは「いじる」の範疇を越えて「いやがらせ」なのではないでしょうか。

それでもまだ、ご自身の欲求を満たしたい、と彼女をつつきに行かれるのでしたら、あなたはマジの糞だと言わざるを得ません。そうでないことを願っています。つまり金輪際彼女にちょっかいを出すのをやめてください。許しません。やめてください。本当にやめて。コラ!!!!!!!!!やめろ!!!!!!!!!!!!!!
私に言えるのはこれくらいです。

>佐野さん。

わたしは20歳の処女なんですが、まったく性行為に興味が持てないし、彼氏が欲しいとも思いません。
今までに4人とお付き合いしましたが、その全員と関係を持つことを避け続けました。
彼氏が欲しいという気持ちがなかったので、相手に言われて、なんとなく付き合ったという感じです。かと言って全く相手のことが好きではないということはなく、好きなんだろうな、という感情はありました。でも、それも最初の1ヶ月程度だけで、それ以降は相手に対して嫌悪感を抱くようになってしまい、結果的に大体いつも2.3ヶ月で別れています。
まわりの友人は彼氏が欲しいだの出会いが欲しいだの、遊ぶたびに言っているのですが、わたしにはまったくそれが理解できません。
過去にレイプ未遂の被害に遭ったことがあるので、それが原因で男の人を避けていたり、性行為までに進めないのかなとも思いましたが、それが原因ではなく、元々の自分の人間性に原因があるようです。
私は両親が健在なので、できれば結婚をして子どもを産んで親孝行をしたいと思っています。ですが、そこに行き着くまでが困難で悩んでいます。
これからどうやって歳を重ねるのかな、なんて最近考えることが多くなりました。20歳で処女ってやばいですかね。特に早く捨てたいとかはないんですけど。
何を相談したいのか上手くまとまらず散文になりましたがよろしくお願いします。




私も男と付き合いたいとは思いません。なんか清潔感がないし嫌ですよね。性行為などとても考えられません。何を相談したいのかわからない、とありますが確かにあなたはご自身のパーソナリティについて特に不満があるわけでもなさそうです。レイプ未遂…という結構深刻なお話もありますが、それが原因なら相談する相手は私ではないですし、ご自身で元々の人間性、と結論付けているのでそうであるとして話を進めます。

男と付き合う気はないし、性行為もしたくない、しかし両親とのことについては心配されています。あと20歳で処女ってやばいですかね、とも言っています。つまりあなたは「普通」に同化できない人生を歩みそうで不安なのではないでしょうか。

友達と会話してて、性の話になった時、自分に話を振られて、①正直に話すと、「え!何で!ちょっとやばくない!?なんで恋愛したくないの!?」非常にウザいですね。かと言って②適当に作り話でその場をしのぐと、何で隠さなくていいことわざわざ隠して作り話までしてるのか…と、これも非常に寒い気持ちになります。このように「普通」でないことはそれだけで面倒くさい目に遭うことが多々あります。

両親のために結婚して子供を作って親孝行がしたい、という辺りですが、既にあなたはご自身の(性に関する)生き方を決めていらっしゃるので考えるだけ無駄かと思います。あなたは誰とも性的な関係を結ばないので、結婚もしないし子供も作りません。当然のことですがそのあたりでご両親とあなたの意志が食い違った場合、あなたの意志が優先されます。子を作りたくない人の親が「孫の顔を見る」ことを悲願としている、そういうケースは地球上にいくつもありそうですが、その願いは1つ残らず潰されることが社会の理想的な状態です。もしあなたのご両親が「孫の顔を見る」ことを楽しみに待っているとすれば、できれば一市民としてその願いを潰していただきたいです。あなたもご両親も、市民として社会から抑圧を解消しなければなりません。

ただあなた自身が子供を欲しがっている場合は別で、養子をもらうとか、どっかから精子だけ抜き出してアレコレするみたいなテクが利用できるらしいです。保育園とか社会保障とか、そういうやつ早く正気になってほしいですね。

あと、既においでなのかも知れませんが、あなたが普通の話をしてもゴチャゴチャ騒がないお友達が見つかれば、もう何も余計なことは考えずにつつがなく人生が終わると思います。


>佐野さんの漫談のライブに行った者です。あのライブ中に、ネタの合間に流れていたアンビエントのような音楽(水滴がしたたり落ちるような音が延々と続く感じでした)の詳細を知りたいです。お願いします


漫談ライブに来ていただいてありがとうございます。ネタの合間に流した曲の詳細、すいませんが一曲も、曲名作曲者などの情報わからないです。「じゃあ、どうやって流したの?」と思われるかも知れませんが、そこは完全無名芸人といえども大っぴらにはしたくないとこなので、すいません。


>佐野さんこんにちは。
最近同い年の男性を好きになりました。その方は24歳で童貞です。見た目もいかにも…というような冴えない感じで今まで女性に縁がなかったようです。
私は周りに遊び慣れてるように見えると言われてしまうのですが、実際は根暗で男性と会話するのが怖く苦手です。
どうアプローチするのがいいと思いますか?


こんにちは。根暗で男性と会話するのが怖く苦手ということですが、あなたのお話通りならその男性も根暗で女性との会話を苦手としているでしょう。どちらかが頑張らないとどうにもなりませんが、その男性が別にあなたをどうにかしてやろうと思っていないのなら、あなたが突っ込むしかありません。

どんなアプローチでもいいと思います。そもそも恋愛における「アプローチ」ってそんな種類あります?食事に誘うか、遊びに誘うかくらいじゃないでしょうか。童貞なんだし、古井戸に誘ってもついてくるんじゃないですか?異性愛者なら、童貞は女が関わってやると喜ぶので。別に童貞じゃなくてもですけど。

その人が童貞、という情報をどうやって入手したのが気になります。童貞を表明する童貞は結構余裕のある奴です。その辺どんな間柄なのかわからないですが、仮に童貞じゃなかったとして、誘えばついてくるでしょう。


>こんばんは、佐野さん。私はフリーランスでグラフィック,web制作の仕事をしております。独立して2年が経ち、そろそろ自分で新規開拓の営業活動をしたいと考えていますが、営業が苦手で、どんな営業をすれば良いか迷走し、前に進めずにいます。今までは前職の担当クライアントを継続したり知人の紹介などでほとんど営業宣伝をしたことがありません。何かアドバイスがあれば教えてください。

追伸:失礼致します。佐野さんが芸人さんであることはSNSで知ったのですが「牛女」は何と読むんですか?

追伸: ここからは佐野さんだけへのメッセージとして読んでください。。。
お悩み相談毎回楽しみに拝読しています。
彼との年齢差の話や芸人さんとの肉体関係の話、
時期は違えど同じような悩みや不安を抱えている女性がいることを知り少し気持ちがラクになりました。そして佐野さんもおっしゃる通り、時間の経過に救われていることも多いと気づきました。
自分が特別なわけではなく、同じように悩み傷つくものだと、そして佐野さんに聞いてもらえる事が最大の特効薬なのではないでしょうか。
佐野さんのライブに行ってみたくなりました。



こんばんは、訓読みでうしおんなです。営業、やらない方が良くないですか?だっていきなり知らない会社とかに行って、仕事をやるから金をくれ、というお話をされるんですよね。私はそんな大変そうなことしたくないです。知人のつてとかお得意さんでやっていけるならそれでもいいのではないでしょうか?

いや、それじゃいつまでも続かない、新しく切り開かなければならないんだ…またはデザイナーとしての野望がおありでそこに向かって一歩踏み出さなければ!という場合、やはり営業が必要になるんでしょうか?

お笑いにも「営業」はありますが、それは招かれて行くものなのでデザイナーさんの営業とは違うと思います。お笑いで言うと、新人の募集もかけてない事務所を訪ねて、雇って欲しいんでネタ見てくださいと言うようなものでしょうか?冷たい視線と、困ったような抑えた笑いが容易に想像できます。私はそんなことしません。

フリーのデザイナーさんは皆さんそうやってお仕事を得ているのでしょうか。だとしたら凄いことです。同時に、営業を迎える側にも慣れというかルーティンがあるということですよね。嫌なことを言われないとは限らないですが最低、仕事としての意識で営業を迎える用意があるのではないでしょうか。そちらの業界のことを全く、一切存じ上げないので、ただひたすら当たり前のことを言ってるか、完全に的外れなことを言ってるかのどちらかだと思います。

申し上げたいのは、あなたのデザイナーとしての能力が示せればそれ以上のことは意識しなくていいのではないかということです。知り合いの芸人が、開催日にデートの予定があるライブのオーディションに呼ばれたので、わざと待ち時間に携帯をいじったりひどい態度で臨んだら合格した、と言っていました。営業で差をつける!みたいな本とかよく出てますけど、実際必勝法ってあるんですかね?疑問です。

もちろん、態度の悪い芸人が合格するように、優れたデザイナーの営業が通用しない可能性もあります。面白いもの、いいものって結構曖昧です。このブログも面白いと言ってくれる方いますが自分ではそう思わないです。ただゴリゴリにウケを狙いに来たものより、なんとなく、雰囲気で面白いと感じるようになること自分でも多いので意味はわかるんですが、本当に普通のことを言う長い文が何なのか、不明です。あなたのデザインも、以前からお得意さんを離れて営業を始められるのなら、そういう感じでご自身の思惑を離れて評価されるようになるかもしれません。どちらにしろ、営業の秘訣みたいなものは信用せずこのブログのように普通にやればいいと思います。もちろん雑魚が金持ってることって結構多いので不快な思いをすることもあるかもしれませんが、いいことも…多分あるのではないでしょうか…


私だけへのメッセージへの返信です。ライブよかったら来てください。舞台では普通のことはなるべく言わないようにしてるので、印象が違うかもしれません。

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