岸田文雄外相は14日の閣議後の記者会見で、日本が国連教育科学文化機関(ユネスコ)への今年の分担金など約44億円を現時点で支払っていないことを明らかにした。例年春ごろに拠出しているが、昨年、中国が申請した「南京大虐殺の記録」資料が世界記憶遺産に登録されたのが背景にあるとみられる。
旧日本軍の従軍慰安婦問題に関する資料の登録審査も控えており、制度改善を求める日本の立場を主張する狙いもある。外相は会見で、今後の対応について「総合的に判断したい」と述べた。
岸田文雄外相は14日の閣議後の記者会見で、日本が国連教育科学文化機関(ユネスコ)への今年の分担金など約44億円を現時点で支払っていないことを明らかにした。例年春ごろに拠出しているが、昨年、中国が申請した「南京大虐殺の記録」資料が世界記憶遺産に登録されたのが背景にあるとみられる。
旧日本軍の従軍慰安婦問題に関する資料の登録審査も控えており、制度改善を求める日本の立場を主張する狙いもある。外相は会見で、今後の対応について「総合的に判断したい」と述べた。