いまだに十戒や二十則を「踏むべき手順」として持ち出してくるって、うみねこでミステリ知識止まってる人か?
それはともかくファンタジーとミステリの相性が悪いというのはあながち間違ってないし、
ループもの×ミステリはミステリ史的には「SFミステリ」に分類されるものだったと思う。
ミステリ読者には事件や探偵の前に「厳格なルールづくり」にプライオリティを置く人が多くて
そういう人たちが「ファンタジーミステリはなんでもありだからダメなんだ」と言う
こういう人たちの主張にも一理ある
ファンタジーとミステリをかけ合わせた作品には「ルール設定」をぼかしているものが多い
あんまりその世界独自のルールをカチカチに固めちゃうと読んでる読者の方が「お前の決めたルールやんけ」と白けてきちゃうし
じゃあ逆に現実世界の物理法則やロジックにそった解決へもっていくと「ファンタジーの世界観にした理由がわからない」と文句がつく。
どっちにしろ、負け戦なわけだ。
しかしその困難を乗り越えてファンタジーミステリを書いてる人は多いわけで
魔法が発達してヴィクトリア朝以前の宮廷文化が保持された並行世界のイギリスで密室殺人が起きる。
当然「犯人は魔法を使って殺したのでは?」みたいな疑惑が持ち上がるわけだけれど……。
このミステリで使われた「魔法世界でミステリをやるときのメソッド」は良くも悪くもその後のファンタジー・ミステリの規範になった。
西澤保彦『七回死んだ男』
主人公である少年の偏屈な金持ちの祖父が殺された……と思ったら次の日に何事もなかったかように殺害日の朝に逆戻り。
少年はなんとか祖父を助けようとするんだけどその度にバリエーション豊かに殺されていく。
どうやったら殺人を防ぐことができるのか? そもそもなぜループするのか。
魔法使い版『11人いる!』というか『そして誰もいなくなった』というか
魔法世界で起こる殺人を扱った作品としては『魔術師が多すぎる』を彷彿とさせるが
アニメ化もされたんだっけ?
割合「剣と魔法」系ファンタジーミステリとしては最高傑作の部類に入るとおもう
特筆すべきは「その世界でのロジック」にちゃんと拘っているにもかかわらず
ちゃんと読んでて納得させられるというか、「お前の決めたルールやんけ」感が少ないこと
物理法則をファンタジー寄りに、ロジックを現実世界よりに構築したのが成功の原因ではないかな
いわゆるスチームパンクの世界観でミステリやるやつで分類的にはSFミステリでもある
「おまえの胸先三寸やんけ」にやや傾きがちなところもあって、それで批判されがちだけど
『人間の顔は食べづらい』は『ソイレント・グリーン』、『東京結合人間』は『ムカデ人間』と
みもふたもない……もとい親しみのあるホラー設定の世界でガチ本格を作る若手随一の実力派。
異世界本格のロジックは今後、この人の作品を基礎にしていくとおもう。
設定のセンセーショナルさに反していまいち弾けきれない部分があったが、最近刊『人間の顔は食べづらい』でネクストステージへ到達
「剣と魔法」でもホラーでもSFでもない、童話ファンタジー風の世界観を基礎にしたガチ本格が特徴。
みためはかわいらしいが、倫理のタガが外れたヤバいキャラや話が多い
マストリードは『スノーホワイト』。『白雪姫』に出てくる鏡がもし現実に存在したら……を天のはてまで突き詰めた傑作だ。
吸血鬼や狼男の存在する20世紀初頭のイギリスで繰り広げられる大活劇
ミステリとファンタジーとアクションのバランスがとれていて、わりあい読みやすい
残りの190数冊はどこかって?
ふふ、それは君たちの頭のなかに眠っているのさ。。。
ループものが新しい規範って いったい何年前に戻る気なんだよw 当時はほんとループものばかりでヤバかった
ループもののミステリ自体は20年以上前からあったはずだが、 ループの理由が不要になる異世界ものと結びついたのはごく最近という印象。 ところで他に何かあるなら、作品名を教え...
ループとファンタジーを組み合わせた作品は少ないけどその発想自体は従来の延長線上にあるものでそこまでの革新性・独自性を見いだせないという話じゃないの。
既存のものの組み合わせこそが、アイデアというものだと思うわけ。 (2章の、館の中で何度も殺されるあたり、かなりミステリを意識して書いていて感心した) 結果として、死に戻れ...
ミステリとファンタジーの親和性の悪さは、「魔法」に尽きる。 さんざ、うみねこでやらかした人が居たが、密室もアリバイもなんもかんも魔法で実行できちゃうから、それが出来ない...
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魔法で部屋を持ち上げて、部屋を回転させることで中の人を殺せばいいんだろ。(ドヤァ
だから、「結界が張られていてこの中では魔法が使えない」 みたいな謎設定をよく見かけるのか。。
折れた竜骨でも読んどけ
ちょっとブコメも読んだけど、やっぱり「魔法に制限のある世界」に落ち着くのかね。 折れた背骨は、ほぼほぼ普通の中世と変わらん感じだし。 空間転移して魔法ぶっぱで範囲皆殺しで...
「魔法に制限のないファンタジー」とやらを10作品ほど挙げてみろよ。
うん、まあ俺もそう思っていた。 が、リゼロを読んで「なるほど、こういうやり方があったか!」と感心したんだ。 リゼロは読んだ? これは、うみねこでやらかした作者がひぐらしで...
すまない、リゼロは読んでないんだ。 要は、大きな事件の渦中にある主人公が、その事件をくり返し体験し、その中で断片的な情報を集め、その情報から全体像をあぶりだす、という...
君の言う通り、ミステリとファンタジーの相性は良くない。 だが、ミステリとループの組み合わせは、新機軸のミステリを生み出せるんだ。 ただ、ループをそのまま使うと、「なぜルー...
ゲームだとデッドエンド→コンティニューっていう死に戻りのシステムが初期段階で実装されているけど (ゲーム内の登場人物は無自覚でも、プレイヤーには経験が蓄積されていくシス...
ゲーム的リアリズムの誕生でも読んでるのがお似合い
「死に戻り」のシステムがミステリ的に面白いのは、ミステリが構造的に「事件が終わったあと」に残された情報から、何があったのか推測する性質があるのに対し、「死に戻り」は、...