政府、ユネスコ分担金を保留…記憶遺産で反発か

読売新聞 / 2016年10月14日 20時50分

 岸田外相は14日の閣議後の記者会見で、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)に対する日本の今年の分担金など約44億円を現時点で支払っていないことを明らかにした。

 中国申請の「南京大虐殺の文書」がユネスコの世界記憶遺産(世界の記憶)に昨年登録されたことに対する反発が背景にあるとみられる。

 ユネスコ分担金の支払いは加盟国の義務で、分担率は国連予算の分担率に準じており、日本の今年の分担金は約38億5000万円となっている。日本は例年春頃支払っており、10月時点で支払いを保留しているのは異例だ。任意拠出を約束している約5億5000万円も支払っていない。

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