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【首都スポ】

関東大学サッカー 順大、3戦連続完封勝ち

2016年10月17日 紙面から

筑波大−順大 後半、ボールをキャッチする順大のGK佐久間(左)。右は筑波大のDF小笠原=千葉県総合SC東総運動場で(北田美和子撮影)

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 第90回関東大学サッカーリーグ(東京中日スポーツ後援)は16日、第18節最終日の1部2試合を行い、順大が1−0で筑波大を下し、3連勝を飾った。GK佐久間幸一(3年・千葉U−18)が好セーブを見せ、3戦連続完封勝利に貢献した。流通経大は2−1で法大に勝ち、今季初の連勝とした。第19節は22、23日に行われる。

◇順大1−0筑波大

◆GK佐久間「体張って止めた」

 PKによる1点を守り切った順大が3連勝を飾った。この間の勝利は全て完封によるもの。この日もGK佐久間が自ゴールに鍵をかけ続けた。

 守護神にとっての最大の見せ場は後半12分のセーブだった。相手が右からクロス。左に流れたボールを拾われてピンチになったが、シュートを鮮やかにストップした。佐久間は「体を張って止めました。今日は当たっているなという気持ちになって、そこから乗れました」とうれしそうに話した。

 自身の教育実習が11日から始まっているため、コンディション調整が難しい状況にある。次節の明大戦に出場できるかどうかは不透明だが、本人は「出るつもりです」とやる気満々だ。「できる限りの準備をして、出ることができたら、完封を目指します」と、優勝を決めた王者の連勝も止めるべく、最善を尽くす。

◆筑波大3位後退 決定機を外した…中野「自分に責任」

後半、途中出場した筑波大のFW中野(右)は、ゴール前のボールに飛び込むも順大のDF坂に阻まれる

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 筑波大は順大を上回る12本のシュートを放ちながら完封負けし、前節の2位から3位に後退。後半開始から出場したFW中野誠也(3年・磐田U−18)は決定機を外し、「自分に責任があると思います」と肩を落とした。

 明大が優勝し、目標はリーグ2位での全日本大学選手権(インカレ)出場のため、これ以上勝ち点を落とすことは避けたいところ。中野は「気を引き締めないといけないと思います」と話した。

◇流通経大2−1法大

◆流通経大7位↑ 渡辺&日高がともに2戦連発

法大−流通経大 前半28分、先制ゴールを挙げた流通経大のMF渡辺は、ガッツポーズを決める

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 流通経大はMF渡辺新太(3年・新潟ユース)とDF日高大(4年・広島観音)がともに2戦連続得点。前半28分、味方のクロスを右足で合わせて先制点を決めた渡辺は「僕は点を取らないと評価されないので」とほっとした様子だった。

 これでインカレのプレーオフに出場できる7位に浮上。「ギリギリの戦いが続くと思いますが、降格を回避し、インカレに出たいです」と意気込んだ。

◆ディサロ一発も…法大は3連敗

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 法大は3連敗を喫した。前半のうちに2点のビハインドを負ってしまい、一矢報いるにとどまった。

 FWディサロ燦シルヴァーノ(2年・三菱養和SCユース)は責任を痛感。後半11分に左足で反撃の一発を決めたものの、絶好機を逃す場面も目についた。「1点しか取れませんでした。3点は取らなければいけなかったと思います」と反省した。

     ◇

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