蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【ゴルフ】松森彩夏が努力でツアー初優勝 体重5キロ増やした2016年10月17日 紙面から
◇富士通レディース<最終日>▽16日、千葉市・東急セブンハンドレッドC西C(6635ヤード、パー72)▽天候・曇り時々晴れ、24・1度、東北東1・4メートル▽賞金総額8000万円、優勝1440万円▽55選手(うちアマ1人)▽観衆5555人 前日64をマークして首位と1打差の3位でスタートした松森彩夏(22)=スターツ=が5バーディー、1ボギーの68とスコアを伸ばして逆転、通算12アンダーでツアー初優勝を飾った。課題だったアプローチとパットの猛練習、シーズンオフからの体重増量など多くの努力が実った。4打差の通算8アンダー、2位に笠りつ子(28)=京セラ、7アンダーの3位に堀琴音(20)=東芝=が入った。 松森には文字通り「自信」があった。「これまで経験した優勝争いの時とは違って、今日は最後まで自分を信じてプレーすることができました。一度も焦らなかった」。笠と堀琴に1打遅れて最終日最終組をスタート。3番で8メートルのパットを強気に沈めてバーディーを先行させ、6、7、10番といずれも「この距離がのるかそるかの鍵」と話す3メートルのバーディーチャンスが決まった。 11番こそラフからバンカーに打ち込みボギーにしたが、「気持ちを切り替えて、次のバーディーを取りにいこうと思えた。あそこはキーポイントになったと思う」。12番ですぐさま3メートル弱につけてスコアを戻し、終盤6ホールはティーショットをラフに打ち込みながらもパープレー。笠に1打差単独首位で迎えた18番では、グリーン奥、逆目ラフからの寄せを70センチにつけた。「以前の自分だったら全然できなかった。今週で自信がつきました」と、瞳をうるませながら右手を挙げた。 デビュー当時から股下80センチのスレンダー美女と注目された。だが、スタミナとスイング安定のため、シーズンオフに体重を5キロ増やした。1日5食。毎晩就寝前に体重を量り、予定体重に足りていなければ、うどんやおにぎりを腹に押し込んで布団に入った。 今大会のキャディーは、昨秋まで7年間横峯さくらとコンビを組んだ、ニュージーランド出身のジョン・ベネットさん。「全ての言葉を信じてプレーできた。すごい力になりました」。ピンチになると、松森の肩から力を抜こうと、ベネットさんが「我慢クダサイ!」と話しかけた。 体重は「もう5キロ増やしたい」と、60キロを目指す。そして将来は憧れの米ツアー。2020年東京五輪も視野に入れる22歳。大きな歩幅で、世界の舞台へと突き進む。 (月橋文美) PR情報
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