蹴球探訪
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【プロ野球】ソフトバンク、初回4点から7失点 工藤監督「僕の力不足」2016年10月17日 紙面から
◇日本ハム7−4ソフトバンクソフトバンクは1回に大量4得点したものの、2回からの4イニングで7失点。レギュラーシーズンで最大11・5ゲーム差をひっくり返されV逸した今季を象徴するような敗戦で、日本一を目指した戦いは幕を閉じた。 「選手は死力を尽くして戦ってくれた。すべてを出して結果として負けた。日本ハムさんが強かったということ。僕の力不足だと思います」 工藤監督は悔しさを押し殺し、自らの責任を認めた。就任1年目の昨季は90勝を挙げる圧勝でリーグVと日本一を達成。一転して思うように白星を重ねられなかった今季は、自身の采配を批判する声も耳に入った。「すべては結果。結果がダメなら(采配が)ダメということ」。CSでやり返し、3年連続日本一で多少でも悔しさを晴らすつもりだったが、それもかなわなかった。 就任1年目から、選手らの将来のため、特に潜在能力を発揮できていない若手には厳しく接してきた。ただ、結果が伴わなかった今季は起用、采配などの部分で選手らとのボタンの掛け違いが生じたことは否めない。それでも自身が嫌われ者になることはいとわなかった。この日も5年連続開幕投手を務めた摂津を3回で交代させた。チームの勝利のため、と信じたことに「情」は挟まない。 だからこそ全責任を受け止めて、必ずやり返す覚悟だ。「選手たちは毎日しっかり戦ってくれた。勝てる試合もたくさんあった。そこは僕が反省して生かしたい。追い掛ける立場になった。みんなで力を合わせて、力をつけて、強いチームをつくる」。力強く見開いた大きな瞳にはV奪回しか映っていない。 (倉成孝史) PR情報
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