富士通 充電器に感電のおそれ 約30万個回収へ

富士通 充電器に感電のおそれ 約30万個回収へ
k10010732591_201610171615_201610171615.mp4
大手電機メーカーの富士通は、スマートフォンなどの充電器の一部で、部品が壊れて感電のおそれがあるとして、対象の製品およそ30万個を回収すると発表しました。
富士通によりますと、回収の対象はスマートフォンやタブレット端末の8機種に付属され、おととし10月からことし8月までの間に製造された充電器、「FMVーAC346」の一部のおよそ30万個です。

メーカーは充電器に製造番号として記載されている、アルファベット3文字を確認してほしいとしていて、XKA、XLAなどと記載されている製品が対象です。このうち、3文字の下の部分に白い四角(□)が記載されているものは、回収の対象ではありません。

富士通によりますと、充電器の差し込み部分が折れて、電源コンセントの中に残ってしまうという報告が、ことし8月までのおよそ1年間に消費者などから5件寄せられたということです。
これまでに人体への被害は報告されていないということですが、メーカーは感電するおそれがあるとして、無償で交換することを決めました。

富士通は「お客様には大変ご迷惑をおかけし、深くおわびします。対象の商品と確認した場合には、直ちに使用を中止してほしい」としています。
電話による問い合わせは0120ー926ー867で、受付時間は土日と祝日も含む午前9時から午後5時までです。

対象の製品

個人向けのスマートフォンがarrowsM03、arrowsM02、arrowsRM02、ARROWSM01。

個人向けのタブレットがarrowsTabM01T。

法人向けのスマートフォンがARROWSM305、ARROWSM305/KA4。

法人向けのタブレットがARROWSTabM555/KA4。

充電器の製造番号が以下のものです。
XKA、XLA、YAA、YBA、YCA、YEA、YFA、YGA、YJA、YKA、YLA、YMA、ZAA、ZBA、ZCA、ZDA、ZEA、ZFA、ZGA。
ただし、□が記載のものは対象外です。