熊本地震の被災者を支援 「こころのケアセンター」開所

熊本地震の被災者を支援 「こころのケアセンター」開所
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一連の熊本地震で被災した人たちの心のケアに、精神科医や臨床心理士などがあたる「こころのケアセンター」が熊本市に設けられました。
「こころのケアセンター」は、熊本県が熊本市にある県精神保健福祉センターに設置し、17日に開所式が行われました。

開所式では熊本県健康福祉部の古閑陽一部長が、「地震から半年がたち、被災した人たちの声なき声にどう対処していくかが課題で、センターを中心に丁寧に対応していきい」とあいさつしました。

「こころのケアセンター」には、精神科の医師や臨床心理士、保健師など7人が常駐して、被災した人たちから電話での相談に応じるほか、仮設住宅で暮らす人などを訪問して心のケアにあたるということです。

センターを運営する県精神科協会の相澤明憲会長は「被災直後は精神的に疲れていることに気付かないケースもある。まずはどんな支援が必要とされているのか把握して、対応していきたい」と話していました。