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7月の参院選「違憲状態」 広島高裁岡山支部

 「1票の格差」が最大3.08倍だった今年7月の参院選は法の下の平等に反し違憲だとして、弁護士グループが選挙無効を求めた訴訟の判決で、広島高裁岡山支部(松本清隆裁判長)は14日、岡山選挙区の選挙を「違憲状態」と判断した。選挙無効の請求は棄却した。

 全国で同様に起こされた一連の訴訟では最初の判決で、2015年の公職選挙法改正で選挙区を統合し、格差の緩和を図る「合区」が導入されて初の司法判断だった。

 7月の参院選岡山選挙区(改選数1)は3新人が立候補し、自民党の小野田紀美氏(33)が初当選した。議員1人当たりの有権者数が最少の福井選挙区との1票の格差は2.43倍だった。

 国会は15年の公選法改正で全国の定数を「10増10減」し、「鳥取・島根」「徳島・高知」の2合区を設けた。これによって最大格差は2.97倍(公示前日時点は3.08倍)に縮小された。【原田啓之、林田奈々】

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