『スペクテイター』という雑誌の取材で鳥取県智頭町で大麻栽培の農家をする上野俊彦さんを訪ねた。朝の9時から午後5時ぐらいまでというロングインタビューだったが、小柄な30代半ばの上野さんは疲れを知らず、もくもくと真面目に答えてくれた。上野さんについて知りたい場合は、検索してください。
上野さんについてほかのサイトにある記事に付け加えるなら、サステイナブル社会の実現を強靱に思う人であったこと、もう一つは日本の伝統的な麻の文化の復活と継承を強く意識した人だったことである。麻の文化の中には神道の持つ麻文化も入る。同じ智頭町に住む神社庁にお勤めの小坂宮司にも電話でインタビューしたのだが、神道にとって大麻というのは、並ではない、西欧的な概念で語れば、「神聖な何か」である。これは取材して実感したことの一つだった。これだけ大麻、麻というものが大事だったのかという感想である。