大ヒット中のアニメ映画「君の名は。」のもう一つの“聖地”が秋田県にある。秋田内陸縦貫鉄道(秋田内陸線)の前田南(まえだみなみ)駅(北秋田市五味堀)が、映画に登場する駅にそっくりだとインターネット上で話題になり、全国からファンが訪れている。普通列車しか停車しなかった無人駅がにわかに活気づき、秋田内陸線は、ファンのために急行列車を停車させるサービスも開始した。今やファン垂涎の現場を訪ねてみた。
「君の名は。」は8月末の公開以降、爆発的な人気を呼んでおり、配給元の東宝が発表した興行収入は11日時点で145億円を突破した。物語は東京の男子高校生と、岐阜県の飛騨地方がモデルとされる山奥の架空の町に住む女子高校生の心が入れ替わることから展開。秋田と直接の関係はないが、映画中でヒロインが列車に乗るシーンでほんの一瞬、登場する駅舎の三角屋根や周囲の風景、単線のカーブの様子が前田南駅に酷似しているとされる。
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