日刊ゲンダイDIGITAL

  • facebook  
  • twitter  
  • google+

閣僚に相次ぎ発覚 白紙領収書横行の自民は“脱税犯”だらけ

 白紙領収書の底なし横行に自民党もとうとう観念し、11日には二階幹事長名で所属議員に「金額などの所定事項を記載した領収書を交付すること」を求める通達をわざわざ出す始末。混雑で対応が困難な場合も事後に記載して領収書を渡すよう促した。

 つくづく低レベルな集団を甘やかしているのが、メディアだ。舛添前都知事のホテル三日月の領収書や富山市議会の政務活動費の不正領収書は、ガンガン騒ぎ立てたのに、閣僚たちの白紙領収書への追及はおとなしい。特に舛添問題の時には、元嫁の片山さつき参院議員を何度もテレビ出演させ、かつてのダンナを口汚く罵倒させていたじゃないか。

 今年5月13日の定例会見で、舛添氏の自宅近くの飲食店が白紙領収書を渡したとの疑惑が浮上した際、片山氏は情報番組でこう語気を強めていた。

「(仲間内で)脱税しようとしない限り、白紙の領収書を多量には渡さない」

 片山氏の弁を借りれば、菅氏も稲田氏も高市氏も脱税犯となる。今回の問題でもニュース番組は片山氏をゲストに招き、同じ言葉を語ってもらえばいい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のニュース記事