トップ > 中日スポーツ > 芸能・社会 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【芸能・社会】

大黒摩季6年ぶり単独ライブ 故郷・札幌で完全復活

2016年10月17日 紙面から

約6年ぶりの単独ライブで熱唱する大黒摩季=札幌市のニトリ文化ホールで

写真

 札幌出身の歌手の大黒摩季(46)が16日、同市のニトリ文化ホールで約6年ぶりの単独ライブを開催した。子宮腺筋症と不妊の治療のため、2010年10月29日のファンクラブイベントを最後に活動を休止したが昨年11月に2度目の手術を受けた結果、根治が見込めることになり、今年8月13日に小樽市の石狩湾新港樽川ふ頭で開かれた「ライジングサン・ロック・フェスティバル in EZO」で再始動。そして日本ハムが日本シリーズ進出を決めたこの日、大黒も故郷・札幌で完全復活した。

 約2300人のファンが総立ちになって手拍子を打つ中、銀色に輝く衣装で大黒がステージに登場。6年ぶりの単独ライブは「いちばん近くにいてね」で幕を開けた。

 「ただいま戻ってまいりました!! アイラブユー、マイホームタウン!! 6年間の普通の生活が長すぎて全てが夢みたいで…。でも、きょうは本当にホントなんですよね? やっとの思いでの単独ライブなので、“大黒摩季げっぷ”が出ちゃうくらいのライブにします!!」

 自身の“復活祭”が始まる1時間前、会場から約9キロ離れた札幌ドームで日本ハムが日本シリーズ進出を決めた。

 01年6月2日に同所のオープニングセレモニーに出席した大黒は「何よりも日ハムが勝った!!」とファンと喜びを分かち合った上で「本当はみんな、見に行きたかったんでしょう? でも、おめでたいムードがありますので、(盛り上げて)私をもう1回大黒摩季にしてください!!」と呼び掛けた。

 全日本プロレスのジェイク・リー選手(27)のマンツーマン指導のもと、週1回ペースで3カ月間ボクササイズに通うなど準備は万端。「熱くなれ」「夏が来る」「あなただけ見つめてる」などのヒット曲のほか、新曲「Higher↑↑ Higher↑↑」など27曲を披露。アンコールでは会場が一体となって「ら・ら・ら」を合唱した。

 「感無量です。今、自分はこうして歌えること自体が奇跡的で、そこに向かう勇気をくれたのは、休んでも変わらず応援してくれたファンの方々、稼働がなくても気にしてくれたスタッフ、そして何よりこのホーム・北海道がスタートの場に手をあげてくれたことです!」

 22日から広島との頂上決戦に臨む日ハムナインに向けては「きょう歌った『ゲンキダシテ』の歌詞にもあるように『チャンスは一度きりじゃない』。頂点目指して『Higher↑↑ Higher↑↑』行ってこい!!」とエールを送った。

◆来年、自身初の開催47都道府県ツアー

 アンコールでは来年2月25日の埼玉・羽生市産業文化ホールを皮切りに、自身初の47都道府県ツアーを開催することを発表した。現在までに3月11日の愛知・安城市民会館など17公演が決まっている。

 大黒は「(手術で)おなかを2回も切ったから(歌手人生が終わる)覚悟はしていたし、歌えるだけで御の字。まずは私を愛してくださっている日本中の皆さまのもとに出向いて、まずはごあいさつしたい」と恩返しを誓った。

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ