10月16日
何者
「君の名は。」が目下独走状態の映画興行ですが、この作品が若者たちのハートを捉え、今年大ヒット作品の牙城を崩すことができるのでしょうか。うう~ん、弱いか!w
今回、「桐島、部活やめるってよ」の原作者朝井リョウの作品てことで、事前に超~久々に今作の小説を読みました。
いやですね、就活をしたことがないのですよ私w.皆さんが大学でガッツリ青春してる中私は音楽で青春してたので・・・。
だからどんなものなのか把握するために考えた結果、小説読むのが手っ取り早いだろうと。なかなか本を読まないこの私が本を読むのだからどれだけの作品に期待してるかがわかると思います。
しかも旬なキャストを揃えているというのも興味がわく理由のひとつであり彼らのアンサンブルが非常に楽しみであります。
そんな期待の高い作品を早速見てまいりました。
あらすじ
ひとつの部屋に集まった5人の男女。大学の演劇サークルに全力投球していた拓人(佐藤健)、拓人がずっと前から片思いしている瑞月(有村架純)、瑞月の元カレで、拓人とルームシェアをしている光太郎(菅田将暉)、拓人たちの部屋の上に住んでいる、瑞月の友達の理香(二階堂ふみ)、就活はしないと宣言する、理香とは同棲中の隆良(岡田将生)、みんなを見守っている大学院生のサワ先輩(山田孝之)。
理香の部屋を「就活対策本部」にして定期的に集まる5人。それぞれが抱く思いが複雑に交錯し、徐々に人間関係が変化していく。
「私、内定もらった・・・。」
やがて「裏切り者」が現れたとき、これまで抑えられていた妬み、本音が露になっていく。
人として誰が一番価値があるのか?そして自分は一体「何者」なのか?いま、彼らの青春が終わり、人生が始まる――。(HPより抜粋)
監督・キャスト
監督は劇団の主宰でもある三浦大輔。
幸運なのか悲運なのか非常にいいタイミングで同姓同名の野球選手が現役引退ということで10月前半はこの名前を何かと見かけることになるかと。
やはり舞台を手がける方だけあって、室内での演者の芝居を大事にしてる様に思えます。今作も5人が集まる理香の部屋というひとつの舞台でいろいろ演技指導したんだろうと。
さて舞台を軸に置く人がどんな作品を手がけてきたのかというと、大学在学中に演劇ユニット「ポツドール」を結成し舞台や映像作品などを作り上げています。過去には昨今映画でいろんな役で爪あとを残す女優の安藤玉恵や大学の演劇サークルに所属していた縁で「ソラニン」「くちびるに歌を」の三木孝浩監督も所属していたようです。
ポツドールが手がけた初の自主映画で、ブサイクな男女が出会うラブストーリー「はつこい」がぴあフィルムフェスティバル審査員特別賞を受賞。人気コミックの映画化で、うだつのあがらないダメダメなサラリーマンの不器用でみじめな恋の行方を描いた「ボーイズ・オン・ザ・ラン」を商業映画デビューします。
その後、自作の人気公演を映画化したことと服を着ている時間がほんの数分という謳い文句で話題を呼んだ「愛の渦」があります。
個人的にも当時年間ベストに入れたほど笑いまくった作品。
閑静な住宅街にある豪華マンションで行われる乱交パーティ。そこに集まってきたのは暗い顔のニートや真面目そうなサラリーマン、地味なメガネの女子大生など、セックスがしたくてたまらない男女8人。バスタオル1枚の姿で気まずい空気が漂うが、それでも所詮彼らの目的は一つだけ。徐々に相手を見つけていく一同だったが…。
とにかくヤリまくる映画です。探り探りで相手を決めたらあとはヤるだけ!しかもみんなに丸見え!だけどそんなの恥など目の前の快楽に比べたら比ではなく、見てる方もその光景に再び火がつきヤリまくる!基本はニート男と女子大生中心の話ですが、その傍らで工場勤めの童貞デブが百戦錬磨のヤ○マン相手に成長していく姿がヒジョーに楽しいです。
あるあるネタ満載だし、男女8人が本性を露にし妙に結束して朝を迎えた後の、ニート男の引きずりっぷりがまたせつないです。
出演者はキャラ設定にあわせて紹介。
左上から主人公となる冷静分析系男子@二宮拓人を演じる佐藤健。
- 社会学部。学生サークルで演劇の脚本を担当していたが、就活に専念するためサークルを離れる。
- 観察能力が高く物事を冷静に分析するのが特徴。
- 瑞月にほのかな恋心を抱いている。
- その瑞月の元カレである光太郎とルームシェアしている。
今年は「世界から猫が消えたなら」以来の出演作品です。これ観てないので今年初ですかね。原作読んで1番イメージが湧かなかったのが拓人演じる佐藤健だったので映像でどれだけ想像通りの拓人像を作ってくれるか楽しみです。
彼の好きな作品です。よろしければどうぞ。
地道素直系女子@田名部瑞月を演じるのは有村架純。
- 社会学部。アメリカでインターンシップを経験している。
- 光太郎と付き合っていたがフられている。
- 理香とは留学生交流会で知り合い、それ以来の仲。
- 誰に対しても「すごい」と答えるほど自分にないものを持っている人に対して尊敬の眼差しをおくる。
今年は「アイアムアヒーロー」で女子高生・比呂美を演じてましたが、演技云々の前にこの配役が弱くて必要性を感じなかった印象があり、今回は原作での見せ場もあるし、かなり瑞月に近いキャスティングだと思っているので演技力に期待です。
待機作として来年2部作で公開される「3月のライオン」があります。
天真爛漫系男子@神谷光太郎を演じるのは菅田将暉。
- 同じく社会学部。底抜けに明るい性格故に気がつけば輪の中心になることが多い。
- 音楽サークルに所属し、バンド活動に精をだしていた。
- 拓人とルームシェアしている。
- 瑞月と付き合っていたが、ある理由の為別れる。
彼もまた原作読んでいてイメージぴったりなキャスティングだと思います。CMの鬼ちゃんのノリが光太郎と重なったのが理由かもしれません。
一時期の綾野剛並みに出演作品がアホのようにたて続けに公開されている彼。今年だけで「ピンクとグレー」、「星が丘ワンダーランド」、「暗殺教室 卒業編」、「ディストラクションベイビーズ」、「二重生活」、「セトウツミ」、そんでもって連続ドラマに出演。
今月末には「デスノート Light up the NEW world」があり、来月頭には「溺れるナイフ」、来年にはGReeeeNの栄光への道を描く「キセキ あの日のソビト」や「銀魂」に出演と寝てる時間あんのか⁉︎と思ってしまうほどの人気ぶり。どうか事務所の社畜にならないことを願うばかりですw
彼が出演した作品の感想です。よろしければどうぞ。
意識高い系女子@小早川理香を演じるのは二階堂ふみ
- 外国語学部。瑞月同様アメリカで留学をしていた。その繋がりから瑞月とは友人関係。
- ポジティブな性格で率先して就活に勤しむなど意識の高さがうかがえる。
- 付き合って3週間で隆良と同棲している。その下の階に拓人と光太郎が住んでいる。
- 就活対策本部として自分の部屋を提供する。
彼女も原作のイメージに近く見せ場がある為どんな演技を見せてくれるか楽しみです。「問題のあるレストラン」の時のような感じでいくのかなぁ、ちょっと違うか。
こちらもまた事務所の社畜なんじゃねーの?と思えるほどの活躍。今年はバラエティ番組にレギュラー出演しながら女優活動し、「蜜のあわれ」「オオカミ少女と黒王子」「ふきげんな過去」と今月公開したばかりの「SCOOP!」では足を引っ張ってばかりのド新人記者として中年カメラマンに振り回されながら成長していく姿を演じていました。まさかのベッドシーンもありましたしw
この凸凹コンビいいぜ!!よろしければどうぞ。
空想クリエイター系男子@宮本隆良を演じるのは岡田将生。
- 就職活動に批判的な考えを持ち、自分を高める活動に専念中。
- 理香の恋人であり同棲相手。
- 部屋の中でも小奇麗な格好をする。なにやら分厚い本を読んでいる。
おバカな役でもクールで知的な役もこなせる岡田君。原作で呼んだときのイメージに近い印象もありましたが意外と彼なら光太郎でもいけちゃうんじゃないか?と勝手に妄想。でもスカした感じもぴったりなので彼の演技も注目です。
今年公開作品では「秘密 THE TOP SECRET」と今作のみの出演ですが、来年は「銀魂」とまさかの実写化「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第1章」で虹村形兆役として出演予定です。どっちも原作読んでないから見ようかどうか悩むなぁ。
よろしければこちらもどうぞ。
達観先輩系男子@サワ先輩を演じるのは山田孝之。
- 拓人が所属していた演劇サークルの先輩。慕われている。
- 大学院2年で就職先が決まっている。
- 拓人からみんなのことを聞いているため影で見守っている
山田孝之もとうとう見守る側とかが当たり前になってきてる年代なんですねぇ~。それでもさらっと残す存在感は芸歴の長さの賜物といえるんでしょうね。今作もおそらく端役なので短いシーンだけだと思いますが物語にインパクトを残してくれることでしょう。
今年は豊臣秀吉役で悪役を演じた「信長協奏曲」と火星でアレと戦ったお話を、あらゆるSF映画をパクった「テラフォーマーズ」という今年の2大ダメ映画に出演という快挙を成し遂げていますwwいや個人的には信長は嫌いじゃないんですけども。
そして、それに拍車をかけるかのように来年は岡田将生同様「ジョジョの~」に出演ですからどうなることやら。彼と小栗旬はきっとどっちがコミック原作の役を演じるか競ってるようにしか思えない。うん。きっとそうだ。
という今をときめく若手俳優たちがどんな演技をどんな芝居をどんな掛け合いを見せるのか、そして就活ホラーと呼ばれるほどの怖さを秘めたクライマックス、裏切り者は誰なのか、SNSの演出をどのように描き出すのか、見所盛りだくさんなこの作品。
ここから鑑賞後の感想です!!!
あらゆる部分で何かが足りない若者たちの群集劇。
以下、核心に触れずネタバレします。
原作を読んでしまったが故に
まずは率直な感想を。
これ青春映画になるのかな?にしては、終盤の展開までなんか一定の佇まいというか、おとなしすぎる印象を受けました。ドラマ性が低いというか人物像を中途半端にしか掘り下げてないというか。どこか物足りない。
良かった点を挙げるとするならば、物語を言葉で語ることをなるべく避け、画で伝える部分が多く、端々で人物の感情を読み取れる点はすごく映画的で良かったです。伸び代というかあえて話を詰めず余白を作ることで想像させてくれる。
冒頭からどこか危機感というか崖っ淵にたっているような顔つきで演じている佐藤健の小さな行動を、何も説明させることなく物語を進めることで、クライマックスのオチを持ってくるあたりとか、所々挟み込んでくる「毒とビスケット」の舞台シーンは巧妙で、監督が舞台でやってきた人だけあって面白い演出だなぁと感じた部分もあり、楽しく鑑賞できた箇所でもありました。
しかしながら、原作を読んでしまったが故に、原作のポイントになるシーンであろう瑞月と理香が相手に対して物言いする、就活ってこういうことが大事なんだっていう啖呵を切る、もっと畳み掛けなきゃいけない、相手を窮地に立たせなきゃいけないシーンを、セリフをサッパリにまとめちゃってるせいでめちゃめちゃ腑に落ちずすごくしっくりこなかった。あそこはもっとドラマチックというか劇的に描くべきだったのではないか?
それまで佐藤健の顔つきが物語っているからどこか不穏で不気味な空気感が漂う物静かなシーンの連続にスパイスを入れる感覚で見せて欲しかったなあという印象を持ちました。
それと原作の細かい部分を端折り過ぎてるのもよくなかった感想のひとつです。
削ぎ落とし過ぎてるせいで人物像が薄く感じたし、1つのエピソードが終わった後、次のエピソードにいってしまうから彼らが内定が取れず焦ってる描写が足りず、感情移入できない。
気がつけば誰かさんは内定を取り、気がつけば就活をしている、そこまでの過程が描かれておらず、原作通り全てやれよ!という注文はムチャだけど、うまい描き方があったんじゃないかなぁと思いました。
特にそれ削っちゃうの?と思ったのは、隆良の裏の顔。1番気にくわない空想クリエイター男子は実は表の顔で、ホントはどこか将来に不安で地道に就活をしているわけで、その心情がTwitterでわかるのですが、それが全てカット。
これ隆良にエンディングであれ言わせるんだから必要な部分だったんじゃない?
クライマックスがホラーな展開だった以外は、派手な演出も少なく、そういうパターンでくるかぁー。とある意味感心しましたが、いかんせん原作読んでしまった為に物足りなさの多い惜しい作品と感じました。これ読んでなかったらどんな感想だったろう。
6人のキャスティング
これまた原作読んでるからの感想ですが、イメージ通りのキャスティングで非常に満足しています。
拓人演じた佐藤健に関しては1番イメージからかけ離れた人とばかり見る前から決めつけてましたが、とんでもない!いい演技してました。
途中でも書きましたが、冒頭からどこか危機感を抱きながら平静を保ち冷静に分析している姿は拓人そのものでした。
この顔つきを見て就活がうまくいかず、その苛立ちが日常にまで及んでいる、そしてあの行為。あなたそういう演技もできるんですねー。
瑞月演じた有村架純は原作からピッタリだなと思っていただけあってすぐ馴染めました。裏表のない素直で屈託のない姿は彼女そのものに見えたし、自分ができないことに対して尊敬の眼差しを送る瑞月は演技なのか有村架純本人そのものなのか区別がつかないほどピュアな顔でありました。そりゃあ拓人が落ちるわけだwお前にはそういう部分ないしな!w
私?私は彼女タイプでないので落ちませんw
光太郎演じた菅田将暉もやはりイメージ通りで明るい性格で場を盛り上げると思いきや瑞月とのやりとりはシャイっていう性格をうまく演技していたように思えます。
ライブのシーンでも高音をシャウトしながら歌いあげたり、きちんとギターのコード押さえてアルペジオで演奏したりというのも、大して練習もせずミュージシャンの役をやる奴らよりも好印象でした。もしかしたら元々ギター弾ける人だったのかな?
こういう要素以外にも個人的に光太郎のような存在に憧れている自分がいて、原作読んでても彼が誰にも言わず秘めていた思いとか、相手への振る舞いとかすごく好感が持てていてちょっとしたファンだったりw
そういう意味でも菅田将暉がうまく演じてくれたことがすごく嬉しかったですね。
理香演じた二階堂ふみも良かったです。
意識高い系女子の役柄だけあって色々仕切ったり、さらっと嫌味ある言葉を放ったり、さらっと自分の経歴を語るグルディスのシーンなどなど理香が染み付いていて全く違和感がない。ちょっと前に見たSCOOP!での野火とは全く別の二階堂ふみにビックリで、役者だなぁと感慨深くなりました。
隆良演じた岡田将生は他の役者陣よりも出番は少なかったですが、拓人との喫煙所でのシーンや内定の祝勝会でのシーンでスカした演技を見せつけてくれました。
そしてサワ先輩演じた山田孝之は拓人とのやりとりで急な真顔でたしなめる演技は物語に緊張感を与え、頼りになる存在でありながら締めるところは締める良き先輩を演じていたと思います。
カッコつけずにありのままで。
だいぶ核心つくネタバレになっちゃいますので御注意を。
結果的には、拓人と理香と隆良は内定が決まらず、瑞月と光太郎は内定をとる話でしたが、その差はなんだったのか。
この差は覚悟の差だったように思えます。
就活を鋭く分析し独自の攻略で立ち向かうも内定がもらえない拓人。そして肩書きをひけらかしとにかく前向きに頑張ってますアピールをして就活に挑む理香。
この2人は結局本当の自分をさらけ出せず情報ばかり集め他人のことをあーだこーだ言って自分が優位な立場だと勘違いしている。
一方で瑞月と光太郎は色んな理由のためどうありたいかどうならなければならないか何者になるべきが理解している。
そして隆良はクリエイターぶって自分がこうあるべきだと頑なになって結果何者にもなれてないでいる。
拓人たちはカッコつけている。素の自分を隠し武装して挑んでいる。ある意味賢いのかもしれない。でもそれでは内定をもらえない。それもわかっている。
それとは対極的に瑞月と光太郎はカッコつけていない。素の自分をさらけ出し現実を見つめ妥協を選んだ。その覚悟があったからこそ勝ち取った内定だと思います。
そして7人目の登場人物である烏丸ギンジ。彼もまた大学を辞め独自で劇団を立ち上げまわりから何を言われても毎月公演をしている彼もまた他人のことなど気にせずその行動力から覚悟を持って何者になろうとしている。
拓人は隆良とギンジは似ていると思っているが、サワ先輩の言う通り全然似ていない。その理由はなりたい自分になるため行動しているかしていないかの差だと思います。
拓人は上っ面でしか分析できていない。それこそTwitterの140字でまとめてるだけでそこから削ぎ落とした部分を見ずに想像し結論づけている。人間の本質はその削ぎ落とした部分が大事なのだ。それを想像できていないで決めつける拓人はいつまでたっても今のままなのかもしれない。瑞月のように相手を認めなければ何も変わらない。
大学まではあらかじめ決められたレールに乗り誰かが点数をつけてくれることで何者なのかを示してくれていたけれど、そこから先は誰も点数をつけてくれない、どういう自分になるべきかは自分次第、自分で点数をつけていかなければいけない。自分で甘い点数を出してる時点でその夢へはたどり着けない。
周りの人間から全てを暴かれた拓人はようやく活路を見出したところで物語は終わります。自分は何者なのか何者になりたいかどう在りたいかをカッコつけずに自分をさらけ出し覚悟を持って前進します。
清々しいラストではありませんが希望を持てたラストだったように思えます。
やはり自分も拓人のような部分はあります。特にバンドやってた頃は他人を下に見て愚痴ってた。そして俺はこうだからと決めつけその枠から出ることをしなかった、行動しなかった、カッコつけていた。
誰でも登場人物に当てはまることのできる作品だったと思うし、そのあたりはテーマが就活だったけれどもそれを省いたとしても今の自分に置き換えられる作品だったのではないでしょうか。
最後の方は原作に書かれていた部分を交えた感じでちっともまとまった感想なってませんが雰囲気で感じ取っていただければ幸いです。
とにかく青春映画?というよりホラーチックな内容の作品でした。個人的にはもっとエンタメ色の強い劇的なものを期待していたのですが、それとは違う内容に少々残念な感想になってしまいました。
悪い映画ではないんだけどどこか惜しい、物足りない、そんな感じです。
というわけで以上!あざっした!