共産党大阪府議団の朽原亮(くちはら・まこと)幹事長兼政調会長が、2013年6月〜15年4月に政務活動費として支出した領収書のうち、印刷代など計23枚約121万円分を自分で記入していたことが分かった。朽原氏は「不適切だった。認識を改めなくてはいけない」と話している。
朽原氏によると、共産党府議団のホームページ上で公開している領収書のうち、「府政報告ニュース印刷代」として共産党東大阪地区委員会に支払った3万〜14万4000円分の領収書や、同委員会内にある「あづま書房」で購入した1000〜6195円分の書籍代の領収書の宛名や金額を、自分で記入していた。
朽原氏は「私自身も委員会の人間なので、担当者の手を煩わせたくないと思い、『こっちでやっておく』ということにしてしまった」と説明した。支出額は実際に支払った経費といい、返還する予定はないという。【大島英吾】