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 江戸時代から約370年続く「川越まつり」(今年は15、16日開催)に今年から、スマートフォンのGPS機能を使った新サービスが登場する。アプリをダウンロードすれば、開催期間中、巡行する山車全部の現在位置が地図画面で一目瞭然にわかる。山車は川越市中心部の広い範囲をそれぞれ動き回るため、どこにいるのか把握が難しかった。

 アプリは「川越まつりナビ」。今年参加する山車23台に小型発信器をつけ、GPSで位置を追う。移動を把握する精度は1~5メートル。30秒ごとにデータ更新されるため、2台の山車が向き合ってお囃子(はやし)を演奏し合う「曳(ひ)っかわせ」をやっているかどうかも類推できる。会場内のトイレや休憩所の場所が分かる画面もある。

 つくったのは2010年から毎年、まつりのホームページ制作を請け負っている市内のソフト開発会社「ソニック」。「このホームページでは山車がどこにいるかわからない」といった苦情が多かったため、今年5月から、市内の同業者と共同開発に乗り出した。

 来年以降も続けるにはビジネス…

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