合意時点で生存46人のうち 来週から支給開始方針
【ソウル大貫智子】昨年12月の慰安婦問題に関する日韓両政府合意に基づき、韓国政府が設立した元慰安婦支援の「和解・癒やし財団」は14日、合意時点で生存していた元慰安婦46人のうち、29人が現金支給を受け取る意思を示したと発表した。元慰安婦側から申請書を受け取っており、来週から支給を始める方針。
財団によると、46人のうち面会できた29人は全員受け取りを表明した。他に面会拒否した人12人などがいる。
日本政府は日韓合意に基づき今年8月、10億円を財団に拠出。このうち、合意時点で生存していた46人には1人あたり約1億ウォン(約920万円)が支給される。使途は元慰安婦の個々の要望に応じ、医療費や奨学金などにあてられる見込み。