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 舞鶴市のシベリア抑留・引き揚げ関連資料のユネスコ世界記憶遺産登録1周年を記念したフォーラムが15日、市商工観光センターで開かれた。330人が参加し、登録の意義や今後の記憶の継承、発信の方法を考えた。

 登録に向けた資料の選定や申請書の起草などに携わった市の有識者会議会長、黒沢文貴・東京女子大教授は講演のなかで「登録資料が、ユネスコ憲章の『人の心の中に平和をとりでを築く』ための『戦争の記憶』として継承されていくことを切に願う」と述べた。

 府立東舞鶴高校の生徒たちが作った、引き揚げ者を追った犬「クロ」の実話をもとにした紙芝居などを収めた日本語のDVDが上映され、ESS部の5人が英語でも上演。まいづる児童合唱団と市内の中高生合唱団計約40人が、昨年舞鶴市で上演された音楽劇「君よ生きて」の劇中歌などを合唱した。脚色・演出を手がけた望月龍平さんも参加した。

 フォーラムは動画投稿サイトを…

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