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塩漬け20年以上 東静岡駅北口市有地、活用へ始動

(2016/10/15 09:47)
イベントを開催しながら整備を行うJR東静岡北口の静岡市有地
イベントを開催しながら整備を行うJR東静岡北口の静岡市有地

 静岡市のJR東静岡駅北口で20年以上塩漬けになっていた市有地の活用が、11月1日の回遊型アートイベントを皮切りに動き出す。J2清水戦のパブリックビューイングなど多彩な催しに加え、来春完成を目指すローラースポーツパークや芝生広場などの工事も同月中に始まる見込み。市が総合計画で「文化・スポーツの殿堂」と位置付ける東静岡の拠点の一つとして期待が高まっている。
 市有地は旧国鉄貨物駅の跡地で広さは2・5ヘクタール。1993~94年にかけて市が取得し、多目的アリーナや新市庁舎、サッカースタジアムなどの整備構想が浮上しては立ち消え、これまで不定期でイベントを開催する以外、手つかずになっていた。
 皮切りとなるアートイベントは、静岡大が中心となって3年前から開催している「めぐるりアート静岡」。県内にゆかりのあるアーティストが市内の美術館や画廊などで展示やワークショップを行う催しで、今回、市が初めて主催者に名を連ねた。12、13日には光線銃を使ったホビーイベントも開く。田辺信宏市長は「さまざまな目的を持って訪れた人が交流することで、経済を活性化させる場をつくり上げる」と意気込む。
 整備方針決定後に、ローラースポーツの一つであるスケートボードが2020年東京五輪の正式種目に採用されたこともあり、市は東京五輪まで広場機能を維持する方針。ただ、現在の計画はあくまで暫定的と位置付け、18年度中に東京五輪後のハード整備方針を決めるとしている。

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