蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【プロ野球】広島、25年ぶり日本シリーズ MVP田中 打率8割3分3厘2016年10月16日 紙面から
◇セCS ファイナルステージ<第4戦> 広島8−7DeNAコイが一足早くシリーズ切符を手にした。クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(6試合制)の第4戦、セは広島が3位から勝ち上がったDeNAを8−7で下し、対戦成績を3勝1敗に。リーグ優勝の1勝のアドバンテージを加えて25年ぶり7度目となる日本シリーズ進出を決めた。最優秀選手には1番打者として12打数10安打を放った広島の田中広輔内野手(27)が選ばれた。パは2位ソフトバンクが日本ハムに5−2で勝ち、対戦成績は2勝2敗。日本ハムにアドバンテージの1勝があり、16日の第5戦に勝つか引き分けると日本シリーズ進出が決まる。 CSを突破した緒方監督が「神っていた」と、おなじみのフレーズを口にした。称賛を向けられた相手は『元祖』の鈴木ではない。リードオフマンの田中だ。石井打撃コーチも「ゾーンに入っている」と驚きを隠さない。まさに神がかったかのような、ファイナルステージでの活躍だった。 田中自身は「自分でもびっくりする数字。調子が良かったのでは、バットに当てれば何とかなると思ったが、出来過ぎ。一生に一度しかないと思うので、今日だけこの数字を味わいたい」とはにかんだ。4試合で12打数10安打の打率8割3分3厘。5四球も選んで、出塁率は8割8分2厘。驚異的な成績で最優秀選手に選出された。 この日も4度出塁し、点の取り合いをけん引した。特に大きかったのは初回。6球連続ファウルで粘り、11球目を見極めて一塁へ。「毎試合変わらず、1番の役割を果たそうと思った」。菊池が送って丸も四球。シーズン同様に上位コンビが1イニング6得点を演出。田中いわく「最高の結果」につながった。5回2死二塁では左前適時打。終盤に追い上げられただけに、この8点目が勝利へのポイントとなった。 相手の警戒と周囲の注目は日に日に強まったが「もともと一戦一戦と考えているので」と意に介さなかった。短期決戦は大学、社会人時代に豊富に経験。「レギュラーシーズンでは自分の成績に一喜一憂してしまう。一発勝負の方が自分に合っている」。自然体が絶好調の秘訣(ひけつ)だった。 短期決戦にラッキーボーイは付きものだが、そのひとことでは表し切れないほどの暴れっぷり。レギュラーシーズンで大きく成長し、ポストシーズンでさらに飛躍。32年ぶりの日本一を懸けた舞台でも、2代目の神ってる男に注目だ。 PR情報
|