インド ヒンズー教儀式に向かう大勢が転倒24人死亡

インド ヒンズー教儀式に向かう大勢が転倒24人死亡
インド北部でヒンズー教の儀式に向かっていた大勢の人たちが橋の上で折り重なるように転倒し、少なくとも24人が死亡しました。
インド北部のヒンズー教の聖地、バラナシの郊外で15日、宗教儀式に向かうため大勢の人たちが聖地につながる橋を渡っていたところ、一部の人たちが突然、折り重なるように転倒しました。地元の警察によりますとこの事故で少なくとも24人が死亡、20人がけがをしたということです。
警察によりますと、当時、橋の上はすし詰め状態となっていて、警察が橋の手前に引き返すよう促したところ、橋が崩れたと思い込んだ人たちがパニック状態となって逃げようとしたため、事故が起きたと見られるということです。
儀式の主催者はおよそ3000人の参加者を見込んでいましたが、当時、現場一帯には7万人以上が集まっていたということで、主催者は「これほど多くの人を受け入れる準備ができていなかった」と話しています。
インドではこれまでも大勢の人が集まるヒンズー教の行事でたびたび事故が起きていて、3年前には中部マディアプラデシュ州でも寺院に向かう橋の上で参拝者が折り重なるように倒れ、110人が死亡しています。