【ソウル=山田健一】韓国サムスン電子は12日、2016年7~9月期連結決算の速報値を下方修正し、営業利益が5.2兆ウォン(約4800億円)と前年同期比約30%減になったと発表した。今月7日に発表していた速報値は7.8兆ウォンと同5%増だったが、一転して減益となる。8月に発売した最新スマートフォン(スマホ)「ギャラクシーノート7」の発火問題を解決できず、生産・販売の打ち切りを11日に決めたことに伴う費用などを7~9月期決算に反映させるためとみられる。7~9月期の売上高も当初見込みの49兆ウォンから47兆ウォンに修正した。