iPhoneSE/iPhone7/iPhone7 Plusを比較
iPhone7 Plusのジェットブラックを使い始めて1週間以上経過したでしょうか。5.5インチのディスプレイを搭載したiPhoneは初めて持ちいろんな場所に持ち出して使ったのですが、いろいろと感じたことを書いていきたいと思います。
結論から書くと4.7インチのiPhone7が一番バランスが取れて最強なのかなと思いました。
性能の差はさほど違いない
iPhone SEはiPhone 6s/6s Plus世代のハードウェアを採用していることもあり性能的には最新型のiPhone7/7 Plusより劣ることは確かでFeliCa対応や防水防塵も大きな違いと言えるかもしれません。
iPhone SE | iPhone7 | iPhone7 Plus | |
ディスプレイ | 4インチ 1,136 x 640ピクセル |
4.7インチ 1,334 x 750ピクセル |
5.5インチ 1,920 x 1,080ピクセル |
CPU | A9 | A10 Fusion | |
RAM | 2GB | 3GB | |
背面カメラ | 1200万画素 f2.2 | 1200万画素 f1.8 | 1200万画素 f1.8(広角) 1200万画素 f2.8(望遠) |
前面カメラ | 500万画素 | 700万画素 | |
FeliCa | × | ○ | |
防水防塵 | × | ○ |
iPhone7のRAMは2GB、iPhone7 PlusのRAMは3GBと差はありますが、体感速度では動作の差を感じることはできません。1世代前のA9チップも十分に性能が高いプロセッサですし解像度も低いのでiPhone SEとの動作の差はさほど感じることはないのかなと思います。
まあ、FeliCaやデュアルカメラレンズをを使いたいと思った場合はiPhone SEは候補から消えてしまうことになりますね。
デュアルカメラの恩恵はポートレートモードのみ
背面カメラ(iSight)の性能は3機種共ほぼ同じです。
iPhone7 Plusはデュアルカメラレンズを搭載しており、iOS10.1から使うことができるようになるiPhone7 Plus専用機能のポートレートモードは確かにスゴイです。スマートフォンで一眼レフカメラで撮影したかのような写真を撮ることができるのですから。
iPhone7 PlusのでデュアルカメラはiOS10.1から本領発揮といったところです。
しかし、デュアルカメラのメリットはこれだけしかありません。望遠レンズが搭載されていることから光学2倍ズームをすることができるのですが、望遠側のレンズの性能が広角側のレンズよりも劣っており、iPhone7のデジタルズーム2倍の方が画質が綺麗なんじゃないかなと思うことは多々あります。
左がiPhone7(f1.8のレンズ)でデジタルズーム5倍したもの、右がiPhone7 Plus(f2.8の望遠レンズ)の光学2倍ズームとデジタルズームを併用して5倍にした画像です。
iPhone7 Plusの方がノイズが乗ってるし輪郭がボケてる...。本来ならiPhone7 Plusの方が画質が良くないといけないのにこの結果です。さらにiPhone7 Plusの望遠側のレンズは光学式手振れ補正機能が付いていないというちょっと残念な仕様。
ということで、ポートレートモードに必要性を感じないのであればシングルカメラレンズのiPhone7で十分ということになります。「デュアルカメラ=画質が綺麗」ではないので注意ですよ。
4.7インチのサイズが一番使いやすい
やっぱり、個人的には4.7インチのディスプレイを搭載したiPhone7が一番使いやすいです。
もちろん、使う人が違えば感じ方も違いますし使う用途によっても違ってくるのかなと思います。iPhone7 Plusは画面が大きいので表示領域が広く使いやすいという特徴を持っていますが、こうやって比べてみるとiPhone SEは本当に表示領域が狭いなと思ってしまいます。
5.5インチのiPhoneが登場して3年が経過するので今ではいろんなアプリが5.5インチの画面に対応していますが、アプリによってはiPhone7 Plusの表示領域に対応しておらず単純に表示を拡大しているものも存在します。
ただ拡大するだけってせっかくの大画面を生かしきれていないですよね。これって12.9インチのiPad Proも同じことが言えるので、全てのサイズに適した画面表示にしてほしいなーと願っています。
フリック入力により文字の打ち込みは4.7インチのiPhone7が一番しやすいと思います。
片手操作ができるiPhone SEが一番使いやすいと思っていましたが、キーの間が狭いので意外と誤入力をしてしまうことがあります。逆に5.5インチのiPhone7 Plusだとキーピッチが広すぎてフリック入力が非常にしにくく、結果的に4.7インチのiPhone7が一番操作性が良いと思います。
ただ、キーボード配列での入力は画面の広いiPhone7 Plusが一番ですね。iPhone SEは誤タップしまくりです。
iPhone7はポケットに入れやすい
僕はジーンズを履くことが多いのですが、iPhone7が一番ポケットに入れやすいです。
一番サイズが小さいiPhone SEがポケットに入れやすいのかと思いきや、iPhone SEの本体は角張っていることや本体サイズが分厚いことからポケットの布地に引っかかってしまい意外と入れにくいです。
また、iPhone SEをおしりポケットに入れたまま座るとおしりが痛くなります。
でも、4.7インチのiPhone7は丸みを帯びた本体デザインで厚さも薄いので違和感がないんですよね。5.5インチのiPhone7 Plusは大きすぎるのでお尻ポケットに入れたまま座ると本体を曲げてしまいそうですし、やり場に困ってしまうことがあります。
でも、5.5インチのiPhoneを初めて持ち歩いて思ったのは意外と邪魔にはならないということ。大きいけどポケットに入れて持ち運ぶことはできるし、慣れればそんなもんなのかなーとは思います。
iPhone7 Plusは重すぎる
iPhone7 Plusは重いです。iPhone6s Plusよりも数グラムだけ軽くなったとはいえ重いです。iPhone6 Plusは意外と軽いんですけどねー。片手で操作することが多いiPhoneですが、ずっと使っていると手が意外と疲れます。
もう少し軽ければ使いやすいのかなと思うのですがね。あと、本体の厚みももう少しだけ薄くなてくれると使いやすいように感じます。このあたりはバッテリー容量の問題もあるからなかなか難しい部分なのかもしれません。
まとめ
ということで、完全に独断と偏見でiPhone SE、iPhone7 、iPhone7 Plusの3機種で一番使いやすいのはiPhone7ということで締めたいと思います。最後に価格も比較しておきましょうか、結構大事なところだと思います。
- iPhone SE(16GB):44,800円
- iPhone SE(64GB):49,800円
- iPhone7(32GB):72,800円
- iPhone7 Plus(32GB):85,800円
やっぱりiPhone SEって安いですね。
一つ疑問なのが、なんで4インチモデルだけ「SE」なんですかね。いっその事、iPhone7/7 Plusと全く同じデザインにして3モデル体制にすればいいのにと思うんですけどね。Appleとしてはリリース日を離すことで販売数の安定化を図りたいという狙いもあるのかもしれませんが。