ゴールドプロ作家　松本肇 のブログ

今年の都知事選挙で当選した小池都知事、増田候補、鳥越候補の陰で、人々の関心を寄せた、謎の政党・謎の都知事候補者がいた。



それが、「ＮＨＫから国民を守る党」の立花孝志氏である。
この党に入党しなくても請求すれば無償で送られてくる「撃退シール」を貼ればＮＨＫの人が来なくなると評判であるので、私も貰ってみました。


２枚もらえます。

ただ、弊社は賃貸マンションなので、ドアやポストにベタベタ貼るわけにもいかないので、同党が推奨する貼り方をやってみた。


用意するのは、集合ポストに投げ込まれている、この手の名刺大マグネットシート。本当は冷蔵庫にでも貼り付けておくものなのですが、用がない人にとってはただのゴミです。


撃退シールは、マグネットシートとほぼ同じ大きさなので、うまく貼り付けます。


それをドアの外側に貼り付ければ、明確に「ＮＨＫの人は来ないでね」と意思表示していることになります。


ただ、ドア前に貼り付けると、近所の人の目も気になるでしょうから、ＮＨＫの人が来訪したときにお見せできるよう、内側に貼り付けておくという手も有りです。


ＮＨＫの人の目線で外から見ると、こんな感じかな？

ちなみに、「貼れば自動的にＮＨＫの人が来なくなる」というものではありません。


例えば、マンションの入り口にはこんな表示があります。
個人宅だと、「押し売り・セールスお断り」という表示ですね。

実は、こういう表記をしてあるのに、アポ無し訪問や無断でセールスなどを行うと、「正当な事由が無いのに建造物に侵入した」と見なされ、住居侵入罪や不退去罪の構成要件に該当します。

（住居侵入等）
第一三〇条　正当な理由がないのに、人の住居若しくは人の看守する邸宅、建造物若しくは艦船に侵入し、又は要求を受けたにもかかわらずこれらの場所から退去しなかった者は、三年以下の懲役又は十万円以下の罰金に処する。

しかし、ＮＨＫの人の理屈によれば、「放送受信契約の締結を求める訪問は、セールスでも押し売りでも無い」というので、ズバリ、「ＮＨＫはお断り」と意思表示する必要が出てきます。


このシールは、居住者が単に「ＮＨＫお断り」と書くだけの効力に加え、「あのいちいちうるさい政党の関係者が電話の向こうで全部録音しているぞ」、「何か違法なことをやったらYouTubeで公開するぞ」という警告も兼ねている点がすごいのです。

ただ、この電話番号に堂々と電話して、「放送法に基づく訪問なのにどこが悪い!!」と毒づく人もいるようですが、ＮＨＫの上の人は、末端の担当者の言動が録音されたり、脅迫とも取れる言動をして言質を録られるのを嫌がることもあって、「このシールを貼ってある人にはさわるな」という指令が出ているのだそうです。

ただ、言わせていただくと、弊社にはそもそもテレビがありません。
どんなに強力に要求されても、契約義務がそもそも無いのです。
でも、うざい訪問を避けることはできるので、貼っておこうかしら(^◇^)。