(C)VnExpress,Nguyen Dong、ベトナム・ピエタ像 写真の拡大 |
韓国・ベトナム平和財団は11日、南中部沿岸地方ダナン市のダナン博物館に、母親が赤ちゃんを抱く姿を表した彫刻「ベトナム・ピエタ像」を贈呈した。この像には、ベトナム戦争時に韓国軍によって虐殺された被害者を慰霊し、謝罪する思いが込められている。
「ピエタ」はイタリア語で「哀れみ」や「慈悲」などの意味がある。ベトナム・ピエタ像は、韓国のキム・ソギョンとキム・ウンソンの2人の彫刻家が共同で製作した。韓国・ベトナム平和財団は、ベトナム戦争の歴史的な責任を追及する活動を行っている。
同財団はピエタ像と共に、「ベトナムへの謝罪」運動に関する写真19点、韓国軍による虐殺の記憶に関する写真11点、虐殺被害者を追悼する絵画6点、ベトナム戦争に関する書籍やディスク14点、韓国の生徒らが平和と戦争反対のメッセージを手書きで記したカード多数を贈呈した。
ダナン博物館のフイン・ディン・クオック・ティエン館長は、韓国・ベトナム平和財団に感謝の意を表し、贈られたこれらの資料を博物館に展示する考えを示した。