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小池都知事 宮城ボート場視察

10月15日 16時52分

小池都知事 宮城ボート場視察

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東京都の小池知事は4年後のオリンピック・パラリンピックのボート・カヌーの競技会場の見直しをめぐり提案された宮城県登米市のボート場を視察しました。
選手村の候補地に挙げられている仮設住宅団地も訪れ、「復興五輪というのはパワフルなメッセージになる」と述べました。
東京都の調査チームは4年後のオリンピック・パラリンピックのボート・カヌーの競技会場を東京・臨海部の「海の森水上競技場」から宮城県登米市にあるボート場に変更することなどを提案しています。
これを受け小池知事は15日、登米市を視察に訪れました。
視察には宮城県の村井知事が同行し、まず、宮城県が選手村の宿泊施設として再利用することを提案した東日本大震災の仮設住宅団地を訪ねました。
ここでは2つの仮設住宅を隔てる間仕切りを取り除き、およそ60平方メートルの1つの部屋に改装したモデルルームを見学し、耐久性は一般の住宅とほぼ変わらないことや、バリアフリーにも対応できることなどの説明を受けました。
このあと小池知事はおよそ7キロ移動し、都の調査チームが提案したボート場「アイエス総合ボートランド」を視察し、ボートに乗って2000メートルのコースを水上から見学し、風や波の状況などを確かめていました。
また、村井知事から宮城県で開催した場合の整備費用について、「県の試算では150億円から200億円になり、過去に都が行った試算よりも費用を抑えることができる」という説明を受けました。
視察のあと小池知事は記者団に対し、「被災者の仮設住宅が五輪によみがえるというのは大きなメッセージになるし、復興五輪というのはパワフルなメッセージだと思う。きょうの視察をベースに都としての選択を定めていきたい」と述べました。
小池知事は来週18日にもIOC・国際オリンピック委員会のバッハ会長と会談する予定で、15日の視察も踏まえ結論を出すことにしています。

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