学歴コンプレックスを抜け出せない人必見！克服する為の5つの解消法
幼いころから「教育」という競争社会に放り出されている私たち。高学歴を持つ人に対する嫉妬心から、自分の学歴に劣等感を感じてしまうこと、ありませんか？多くの人を悩ませる学歴コンプレックスは、どのように克服していけばよいのでしょうか？
学歴コンプレックスを解消するには？
自分自身の学歴に対する「劣等感」という意味として用いられている語。自分よりも高学歴を持つ人に対する嫉妬心や、自分や他人の学歴を必要以上に気にする行動をとりがちになる等として表面化することが多いとされます。日本はれっきした学歴社会ですので、就職だけでなく、人と集まる場では、出身校や学歴を重視される、または聞かれる場面が多くあるため、就職難が続いた今、自分の学歴に対して劣等感を感じる「学歴コンプレックス」を抱える人数急増しているといわれています。
このような、学歴コンプレックスから抜け出したいとお悩みに方に、その克服法についてお伝えしたいと思います。
どうして学歴コンプレックスになるの？
現代は強く人と争うことが根付いてしまった「競争社会」ということもあり、人は幼いころから「教育」においても競争にさらされているといえるでしょう。子どもたちの中では、親の勧めで幼稚園のころから、小学校お受験のために塾に通い始める子も多いうえ、そんな親達の教育方針も子どもの受験や子どもの学歴のことで頭がいっぱいになっています。
そういった教育がずっと続いてきているため、小学校（もしくは幼稚園）から高校までの長い期間、小学校や中学校、高校や大学に入るための「受験」のために塾や家庭教師をつけて必死になって勉強する日々が続いていきます。
「競争」には必ず勝者と敗者が出てきます。競争化してしまっている「教育」についても同じことが言えます。「勝ったもの」は偏差値の高い名門の大学に進学でき、その学歴を持つことで、広く名の知れた大企業や第一志望の企業に入社しやすくなるという特権が得られるというわけです。
人の頭の中には、メディアや親、周りの影響もあり、小さいころからなんとなく、名の知れた一流大学に入学すれば、有名な大企業に入りやすくなる。一流大学に入ることで、その後の人生が随分と変わってくるというイメージが、いつのまにか植えつけられてしまっています。その「アドバンテージ」を得るチャンスのため、小さいころからコツコツと勉強を積み重ねていくわけですが、定期的に学内で試験があったり、進学の際には自分の力をふるいにかけられる受験があったりするため、教育を受け始めてから、常に戦いの真っ只中にいる状態なのです。
試験や受験があると、当然その点数によって「勝者」「敗者」が出てくることになります。当然、自分よりも勉強ができる人（＝勝者）がたくさん出てくる可能性は捨てられず、同い年で同じ教育をうけてきながら、自分よりも優位な立場に立っている人がいる（＝勉強ができる）ということは、人に劣等感を与え、惨めな気持ちにさせてしまうのです。
学歴コンプレックスは、このように教育を受け始めた小さいころから、いわば洗脳されてきたようなものですので、なかなか割り切れなかったり、どうしても自分を許せなかったり、非常に強いコンプレックスではあります。また社会人になっても、入社時や入社後など、拭えない学歴はどうしてもついて回ってくるため、教育を終えて社会にでた後でも忘れることなく、無意識のうちに、自分の学歴と他人の学歴を比べて優越感や劣等感を感じてしまうのです。
学歴コンプレックスを持つ人の特徴とは
それでは、学歴コンプレックスを持つ人とは、どのような人を指すのでしょうか？あなたも無意識のうちに学歴コンプレックスを抱いてしまってはいませんか？
学歴のせいにする
学歴コンプレックスのある人は、基本的に「努力家」な人が多いと言われています。
学生時代から学歴を必要以上に気にする傾向も強いといわれているため、また、学歴で認められてもらうのが難しいのであれば、他の仕事の実績や自分の実力で評価を得ようと考えるのは普通のこと。そして、そのためには人一倍の努力が必要になってきますよね。ですから努力熱心で、仕事に対するモチベーションは高く、仕事に対して前向きです。さらに自分の実績や実力を認めてもらうために、上司もしくは周りからの評価を必要以上に気にしやすい面もあります。
しかし、「努力」というものは学歴が低い高いに限らず、必ず実るとは限りません。学歴コンプレックスを持つ人は、コツコツと頑張っても、自分の望んでいたような評価を得ることができなかった場合「どうぜ自分の学歴が低いからだ」と、学歴のせいにしてしまう傾向があるといわれています。
学歴を聞いてくる
学歴コンプレックスをもつ人は、人一倍「相手の学歴」を気にする傾向にあると言われています。
初対面では、何かのタイミングで「出身」を聞いてきたり、「大学」というキーワードを入れて会話を進めることが多く、相手が自分より高学歴ででなければ馴れ馴れしい態度をとってきたり、逆に高学歴だとわかると、少し距離をとりをとりがちになってしまうそう。
またコンプレックスを持っているため、自分の学歴については当然触れてほしくない人が多く。学生時代の話をしたがらないという傾向があります。学歴に縛られた社会で苦しんでいる第一人者でありながらも、どうしても他人を学歴で評価してしまう癖があるようです。
自分の子どもに必要以上に教育熱心
学歴コンプレックスの人は、子どもにもあまり学歴を求めないタイプと、子どもに必要以上に高学歴を求めるタイプに分けられるといわれており、その確率は「高学歴を求める」タイプが圧倒的に多いんだとか。
学歴に直結するといっても過言ではない、塾や家庭教師はもちろん、習い事にも口うるさくなり、子どもが思うような成績をとらないと、感情的に子どもを厳しく叱ってしまったり…ということもあるんだそう。これでは子どもに必要以上の期待をし、子どもの成長を妨げたり、子どもの気持ちを傷つけてしまうということにもなりかねませんよね。
自分は学歴によって損をしてきたのだから、自分の子どもにはこんな思いをさせたくない。という気持ちが、過度な「教育ママ」や「教育パパ」を作り上げてしまうのです。
学歴コンプレックスを克服する方法とは？
当てはまるものはありましたか？自分では「学歴コンプレックス」と感じていない人も、無意識のうちに「学歴」を重視してしまっている、「隠れ学歴コンプレッス」になっている可能性もあります。そんな多くの人を悩ませている「学歴コンプレックスですが」それではどのように克服していけばよいのでしょうか？
学歴のデメリットを書き出してみる
まず一番はじめのステップは、「自分にとっての学歴のデメリット」について考え、それを書き出してみてください。
先ほど、「学歴コンプレックス」を持つ人の特徴というところでもご紹介しましたが、「学歴コンプレックス」を持っている人は、本来は学歴のせいではない、全く関係のないようなことまで、学歴のせいにしてしまう傾向があるのです。全てを学歴のせいにしてしまっていては、余計に自分の学歴にコンプレックスを感じてしまうのは避けられませんよね。
その悪循環をストップするために、学歴と一度正面から向き合いましょう。具体的に、自分が「本当に」自分の学歴のせいで被ることになってしまった不利益や、これから「本当に」学歴のせいで不利になってしまうだろうと予想されるデメリットを考えて書きだしてみるのです。
そうすると、意外と今まで感じていた「学歴のせい」で被ったデメリットは、自分が頭の中でそうしてしまった「学歴以外」のことが原因であることの方が圧倒的に多く、実際に学歴のせいで受けてしまった不利益や、これから予想されるデメリットは「少ない」ということに気がつくはず。また、これから予想されるデメリットは自分の努力次第でカバーもしくは回避することができることも多いのです。むしろ、「学歴コンプレックス」を持っていることによって自分が受けるデメリットの方がずっと多いというわけなのです。
一度自分と真剣に向き合って、書き出してみることで「問題は自分の学歴ではなく、すべてを学歴のせいにして、それにコンプレックスを抱いている自分の心にある」ということを認識できます。
「老後」もイメージした人生計画をたてる
「学歴コンプレックス」ときちんと向き合った次のステップは、人生の計画表の作成です。これも頭の中でイメージするだけでなく、きちんと書き出して整理することでより大きな効果を期待できます。
「まず何歳ぐらいの時にはこうなっていたい」という目標を、時系列でどんどんあげていきましょう。時系列を書きあげたあとは、それぞれの項目をもっと具体的に考え、「この時期に結婚してハネムーンは海外にいきたい」「この時期にはこれぐらいの収入を得たい」「この年までに子どもを2人作りたい」など、できるだけ細かく書き出してみましょう。
一番のポイントは、「老後まで」イメージするということ。そこまで視野に入れると、その目標を達成していくのに対して、「学歴」というものがいかに無意味で、それに悩んで行動できない時間が無駄かということをきっと実感できるはず。人生に対して前向きになれるスイッチをいれてくれることでしょう。
実現するために「今すべきこと」をやる
自分の人生計画表が完成したところで「今するべきこと」を見つける準備が整いました。次のステップは、その計画を目標にした「行動」。つまり、その人生計画の一つ一つを実現していくために「今するべきこと」を考え、行動にうつしていくのです。
「昇進するために一生懸命勉強して、資格を取る」とか「営業成績をあげるために、毎日の仕事に全力で取り組む」、「もっと健康的な身体になれるよう、ジムに通い始める」など、「今できること」からコツコツとスタートしてみましょう。「行動」してしまえば、もう「学歴」などにとらわれて、足踏みしている暇はなくなってくるはずです。
大学受験にチャレンジ
今まで「学歴を重視することをやめる」といった種類の学歴コンプレックスを克服法をご紹介しました。ほとんどの人がその方法で「以前より学歴を重視しなくなった」と感じられる方が多いのですが、どうしても学歴にこだわり、執着し、コンプレックスから脱却できない、という方も少なくないでしょう。
その場合、もっとも究極的かつ手っ取り早い方法は、「自分の理想に見合った高い学歴を身につける」という方法です。時間とお金が許すのであれば、自分が本来行きたかった大学、もしくはそれ以上の有名名門大学の大学受験にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
その有名な例として、元宮崎県知事、そして前衆議院議員の東国原秀夫氏があげられます。東国原氏は高校を卒業した後、専修大学に進学し卒業しました。なので、東国原氏の最終学歴は専修大学であったのですが、不祥事を起こした後、早稲田大学に入学、そして卒業していますので、最終学歴は早稲田大学に変わっています。
このように、年齢は関係なく、チャレンジ精神と向上心、そして高いモチベーションを持って、努力さえすれば、より高い学歴を身につけることだって可能なのです。大学に行く学費がない、大学に通っている時間なんて、ないという方は試験のみにチャレンジしてみる選択肢だってあります。「自分には無理」と決めつけずに、思い切って挑戦してみるのも、一つの選択肢と言えるでしょう。
難しい試験、資格にチャレンジする
大学受験は少しハードルが高いし、試験を受けただけでは世間で認められない…という方には、学歴に代わるような難しい資格を取得するという方法もあります。
一番難しく説得力のあるのは、「司法試験」の合格だといえますが、これは大学受験よりもさらにハードルが高くなりますし、今まで法の勉強をしたことがないという人には、実現はかなり困難なのは間違いありません。
今の仕事に生かすことのできる国家資格や資格はもちろん、もしくはTOEICや実用英語技能検定、漢字能力検定など、一般に広く知られている検定で、難関だと言われる900点以上や1級を狙うなど、学歴に代わって自分の努力や能力を証明できる資格はたくさんあります。
目標をたてその目標を達成することができれば、自信にも繋がりますし、学歴コンプレックスから解放されるに違いありません。また身につけた資格は、もちろん社会で生かすことができるので、コンプレックスをバネに、未来の可能性を広げることも、できそうですね！
学力コンプレクスを解消して自分らしく！
「学歴社会」とも呼ばれる現代で、自分の学歴に劣等感を抱いてしまうという「学歴コンプレックス」。人によってはとても大きい問題で、いつも頭を悩ませている人もいるほど。今回は、そんな学歴コンプレックスの克服法をご紹介しました。
自分のコンプレックスを少しでも解消し、明るい未来にむかって前向きに進んでみませんか？
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