長崎で「ねんりんピック」開幕 1万人が参加

60歳以上の人たちのスポーツと文化の祭典「ねんりんピック」が15日、長崎県で開幕しました。
「ねんりんピック」は、60歳以上の人たちがスポーツや文化を通じて交流を深める大会で、29回目のことしは初めて長崎県で開かれました。
開会式は諫早市で開かれ、全国から集まった選手およそ1万人が、北海道を先頭に北から南の順に入場行進しました。このあと聖火にあたる炬火(きょか)がリレーで運ばれ、モントリオールオリンピックのレスリングに出場した宮原照彦さん(65)と東京オリンピックの水泳に出場した松崎ヨシ子さん(68)のいずれも長崎県に住む2人が、炬火台にともしました。
そして長崎県選手団の緒方徳光さん(68)と杉本美津子さん(71)が子どもたちと宣誓し、「全国の仲間たちと交流の輪を広げ、生きる喜びをともに分かち合う大会にします」と決意を述べました。
「ねんりんピック」は長崎県内で今月18日まで開かれ、スポーツ競技や囲碁、将棋など26種目と健康や食などに関するさまざまなイベントが行われます。