IS拠点奪還作戦前にイラクで自爆テロ 34人死亡

IS拠点奪還作戦前にイラクで自爆テロ 34人死亡
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イラク政府が、過激派組織IS=イスラミックステートの最大の拠点となっているモスルを奪還する軍事作戦の準備を進める中、首都バグダッドでは自爆テロが起きて34人が死亡し、ISが犯行を認める声明を出しました。
イラク第2の都市モスルは、過激派組織ISがおととしの6月に制圧したあと最大の拠点としていますが、イラク軍などが近く奪還を目指して軍事作戦を始める見通しで、モスル周辺では部隊を増強するなど準備を進めています。
こうした中、首都バグダッドで15日、イスラム教シーア派の住民が多く住む地区で自爆テロが起き、34人が死亡し、30人余りがけがをしました。
現場では、過激派組織ISが敵視するシーア派の重要な宗教行事「アシュラ」に関連した集まりが開かれていたということで、事件のあとISは犯行を認める声明を出しました。
イラクではことし6月、政府軍が中部の都市ファルージャを奪還するなど攻勢に出ていますが、首都バグダッドなどでは、ISが自爆テロを相次いで起こしていて市民の犠牲者が増えています。