【レビュー】小さいは正義!コンパクトながらも手ぶれ補正、4K撮影がついた「GoPro HERO5 Session」
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久しぶりのGoProネタです。先月にGoProのアップデートが発表されました。
メインの「GoPro HERO5」、コンパクトな「GoPro HERO5 Session」、そしてドローンの「Karma」です。
おそらく、すべて購入すると思います。「Karma」は正直、ドローンとしてのスペックはあまり魅力的ではないのですが、純正のスタビライザーが欲しいのと、セットで買うならあまり価格差もないので、購入したいと思っています。
今回はアップデートされたラインナップの中からコンパクトな「GoPro HERO5 session」についてレビューしていきたいと思います。
去年に「GoPro HERO Session」を購入しているので、コンパクトな魅力やメリットはそのまま、撮影スペックが向上というだけで買い替えの理由になりました。
本音をいうと、大きなメリットのひとつとして、ハウジングなしで防水・防塵なので音声がそのまま録音できるというのがあったのですが、「GoPro HERO5」でもハウジングなしで防水・防塵となったため、「GoPro HERO5」を二つ購入するという手もあったかな。
とはいえ、「GoPro HERO5 Session」の使用はヘルメットへの装着がメインなので、「GoPro HERO5」だと重いのでいいんですけども。
それではレビューをはじめたいと思います。
パッケージ
HEROまでとは違って、グレーがイメージカラーなんでしょうかね。
「GoPro HERO5 Session」も若干グレーなデザインになっています。
裏面は「GoPro App」の紹介があります。
それでは開封していきましょう。
箱の底を開くと、ここを剥がしてねというテープがありました。
Apple製品っぽいアンボックスの仕方になっていますね。
正直、GoPro製品は開封しにくくてしょうがなかったので、この改善はうれしいです。
箱を引き出します。
「GoPro HERO5 Session」が出てきました。
慌てずにまずはアクセサリー類を確認していきましょう。
まずは取扱説明書など・・・
箱の中身が二段になっていて、アクセサリーや取扱説明書などがしっかりわけられているのもいいですね。
パッケージングがかなり改善されましたね。
内容物はこちらです。
「GoPro HERO Session」より少なくなったパーツがありますね。
マウントなどは自分で購入していくので、初期アクセサリーが少ないのはありですね。
デザイン
さっそくデザインをみていきましょう。
「GoPro HERO Session」とデザインの変更はないですね。
シンプルなデザインですね。
撮影ボタンが上部に設置されています。
正面からみるとレンズが相変わらずかわいいです。
ロボットの目っぽい!
背面もとってもシンプルです。
撮影ボタンを押せばビデオモード、長押しでタイムラプスモードになることの説明が印字されていますね。
底にあるボタンは、設定ボタンになったり、動画撮影中に押せば、マーカーをつけてくれるモードボタンです。
マウントを使わずに、手持ちで撮影するにもコンパクトで便利です。
スペック
HERO5 Session | HERO Session | |
---|---|---|
価格 | ¥36,000(税抜き) | ¥27,710(税抜き) |
画質 | 4K/30FPS 2.7K/48FPS 1440P/60FPS 1080P/90FPS 960P/100FPS 720p/120FPS | 1440p/30FPS 720p/100FPS |
防水・防塵 | ◯ | ◯ |
手振れ補正 | ◯ | × |
音声コントロール | ◯ | × |
「GoPro HERO5 Session」は「GoPro HERO Session」の正統派なアップデートですね。
操作性
それでは「GoPro HERO5 Session」の操作性をみていきます。
カメラマウントフレーム
基本的に「GoPro HERO5 Session」はカメラマウントフレームを装着することで、様々なアクセサリーと接続することができます。
装着は簡単です。
カポッとはめて、レバーでロックするだけです。
これもとってもシンプルですよね。
これだけではずれないの、と心配するかもしれませんが、激しく動かしたり落下させても「GoPro HERO5 Session」が外れることはありませんでした。
フレームをつけたまま撮影ボタンもしっかり押せますし、モードボタンも押せます。
後述するUSB Type-CやmicroSDカードにもフレームをつけたままアクセスできるのが便利ですよね。
撮影しながら充電することも可能です。
接続端子とmicroSDスロット
カチッと「GoPro HERO5 Session」のサイドにあるボタンを押せば接続端子とmicroSDスロットにアクセスできます。
microSDは64GBまでのサポートです。今回から128GBをサポートするかと思ったらダメでしたね。
ちなみに128GBを使うと、1分くらいは撮影できるのですが、急に撮影がとまってしまいます。一応記録はされているんですけどね。
今回より接続端子がUSB Type-Cになりました。
これは個人的にはうれしいですね。なんといっても転送速度が速いです。
上下がないので、カチッと接続するだけでオッケー。
充電中は赤く光ります。
便利な落下防止コネクタ
「GoPro HERO Session」より採用された、落下防止コネクタが便利です。
ゴム製パーツを上にあげてマウントに接続します。
マウントに接続したあとにゴム製パーツをはめることによって、衝撃などでマウントからはずれないようになりました。
機能性
「GoPro HERO5 Session」はアプリとコネクトして使わない場合は二種類のモードが使えます。
どちらもモードをこちらが切り替えてから撮影ボタンという流れではなく、ボタンの押し方で二種類のモードに切り替わるのは便利です。
ビデオモードとタイムラプスモードです。
ビデオモード
撮影ボタンを押すことで、初期設定では1080p/60FPSの高解像度ビデオを撮影できます。
他にも4K/30FPS・2.7K/48FPS・1440P/60FPS・1080P/90FPS・960P/100FPS・720p/120FPSという設定もできます。
「GoPro HERO Session」の1440p/30FPS・720p/100FPSより性能が上がりましたね。
私は1080P/90FPSに設定しました。YouTubeにアップロードするならこれくらいで十分かなと思うのですが、オススメの設定などありましたら教えてください。
4Kにしてしまうと、30FPSなのでアクションカムとしてはFPSが足りないかなと。
タイムラプスモード
撮影ボタンを長押しすると連続撮影モードになります。
初期設定は0.5秒で撮影をし続けます。
セルフィーなども気軽にできますね。
私は5秒ごとに連続撮影するように設定しました。
その他の撮影モード
アプリとコネクトして使えば、バーストショットも使えるようになります。
「GoPro HERO5 Session」はGoProをさらにシンプルにした製品という立ち位置なので、アプリに接続しない場合はビデオモードとタイムラプスモードのみにしたのは英断だと思います。
そもそも「GoPro HERO5」でもビデオ以外に私はほとんど使わないですし。
撮影する前にアプリとコネクトしてビデオ解像度、フレームレート、画角などの設定は先にすましておいて、あとは撮影に専念するという使い方がいいですね。
撮影中にカメラの背面のボタンをおせば、HiLightタグが動画につきます。
のちのち編集する際にベストなシーンがみつけやすくなりますね。
ビデオ安定化(手ぶれ補正)
やっと搭載されました。GoProはアクションカム業界のパイオニアだったのに、最近は他社アクションカムにスペックが劣っていましたからね。
電子式手ブレ補正なのですが、十分です。
後ほど動画を紹介しますが、確かにブレが軽減しています。あとはスタビライザーと接続すれば完璧ですね。
耐久性・防水機能
「GoPro HERO5 Session」は、水深10mまでの耐久・防水性を備えているので、別途のハウジングは不要となっています。
「GoPro HERO5」もそうなりましたが、これが非常に魅力的。水中でもカメラが曇らず、そして音声もしっかり拾ってくれます。
デュアルマイクシステム
「GoPro HERO5 Session」はカメラの前後に合わせて2つのマイクが搭載されています。
風の強い状況や、モータースポーツなどの高速アクティビティで撮影する場合、カメラが最適な音声を捉えられるように、適切なマイクに切り替えます。
その結果ウィンドノイズが低減され、録音性能が強化されます。
実際に撮影してみましたが、かなり音声がクリアです。
「GoPro HERO Session」より向上していて、細かい音までしっかり拾っています。
音声コントロール
これは正直、私の使い方だとあまり使わないかなぁと思うのですが、英語なら「GoPro start recording」、日本語なら「GoPro、ビデオスタート」で撮影を開始してくれます。
「GoPro start recording」とつぶやくと、撮影スタートされるのはけっこう感動しました。マウントが手で届きにくい時には便利かも。
ちなみに設定で音声コントロールの言語は変更できます。
本体設定は英語で、音声コントロールは日本語とかも大丈夫。
バッテリー
バッテリーは内蔵で1000mAhリチウムイオン充電式バッテリーが搭載されています。
満充電状態での撮影時間がわからないのですが、「GoPro HERO Session」の時が2時間でしたので、同じバッテリー容量ということもあってだいたい2時間だと思います。
ただ電子式手ぶれ補正やより向上したビデオ撮影ということを考えるとそれ以下かもしれません。
「GoPro HERO5 Session」はバッテリーが内蔵式というのがネックですよね。
バッテリーが劣化してきたら代理店に送らないと交換もできませんし。
携帯性
携帯性は抜群です。コンパクトさが売りですしね。
立方体という形もなにかと便利かなと思います。
安定性があるので、定点カメラ的な使い方もできますし、マウントなしで気軽に旅行中に使ったり、小さい子どもや赤ちゃんを撮影なんかも楽しそうですよね。
画質・音質
実際に撮影した動画です。
1080P/90FPSで、露光計とProtuneをオンにして、カラーはフラットにしました。
GoProカラーだとのっぺりした画になりますから、フラットがオススメです。
小さな犬の呼吸もしっかり拾えていますし、コマ落ちもしていませんね。
電子式手ぶれ補正のおかげで、若干滑らかな動画に仕上がっています。
同じチャンネルに「GoPro HERO Session」で撮影した動画もあるので違いを確かめてみてください。
撮影にはこちらの一脚を使用しました。
セルフィー用の仕様になっているので便利ですよ。
よかったらYouTubeのチャンネル登録してみてください。
他にもドローンで撮影した動画やタイムラプス動画をアップしています。
まとめ
「GoPro HERO Session」より進化した「GoPro HERO5 Session」ですが、なかなか正統派なアップデートだと思います。
なんといっても手ぶれ補正が大きいです。今までは手ぶれ補正がないほうがリアルな臨場感があるなんて勝手に思い込んでいましたが、滑らかな動画のほうが全然いいですね。
「GoPro HERO5 Session」と「GoPro HERO5」でどちがにしようか悩む方がいると思います。
・とりあえずアクションカムが欲しい!
・旅行中になんとなく撮影したい!
・コンパクトなほうがいい!
・動画の編集とかはよくわからない・・・
・メインのアクションカムに買い足しをしたい!
こんな方に「GoPro HERO5 Session」は向いていると思います。
コンパクトで撮影方法もシンプルですし、変に悩まなくていいのが「GoPro HERO5 Session」かなと思います。
動画の画質もプロじゃなければ、「GoPro HERO5 Session」で十分ですしね。
私は常々「GoPro HERO5 Session」は旅行中にとっても便利だと思っています。
旅行をしていると、よくスマートフォンをセルカ棒につけてセルフィーをしている女性を見かけますが、GoProとセルカ棒という組み合わせにするだけで、かなり便利ですし、よりいい動画が撮影できると思いますよ!