10日の体育の日には、深大寺の動物霊園にお墓参りに行ってきました。
お参りの後、神代植物公園の深大寺門前を通り
「秋のバラフェスタ」が、もう始まっていたのを知りました。
ひとり落ち込んでいたので、とてもバラを眺める気分ではありませんでしたが、せっかく調布まで来たのだからと入る事にしました。
憂鬱な気持ちも綺麗なバラを見れば、少しは晴れるかも知れません。
「春のバラフェスタ」の記事はこちら。
春の時と同様に、バラフェスタは始まったばかりでしたので、まだまだ蕾の多い状況です。
咲き始めのバラがとても美しかったので、何種類か撮ってきました。
春の記事と品種が被らないものを、少しだけ載せておきます。
スヴェニール・ド・アンネ・フランク
フラワー・ガール
レッド・ピノキオ
ミラベラ
スーパースター
ブルー・リバー
クイーン・エリザベス
マリア・カラス
少しは気が紛れたけれど、バラはいつどこで見ても綺麗だからなぁ…
もう、帰ろうかな…
などと考えていると、大温室の前でした。
そういえば、春に来た時にはこの大温室がリニューアル工事中で、中に入れなかったのです。
熱帯植物にはあまり興味がないので、スルーしても別に構わなかったのですが、これも入園料500円に含まれているし…という、セコい主婦の考えで入ってみる事にしました。
大きくて、立派な温室です。
大温室の面積は2,656㎡。熱帯花木室、ラン室、ベゴニア室、熱帯スイレン室、小笠原植物室、乾燥地植物室の6つのスペースに分かれています。
この6つのスペースを順路通りに歩くと、大温室内を一周出来るように展示されています。
まだ新しい事もあり、とても綺麗に管理されている温室という印象を受けました。
他の所では設備も古く、植物も傷んだままという温室を見かけますから。
(さっとひと回りして、早く帰ろうっと。)
そんな風に考えながら、大温室の中に入りました。
入ってすぐの所に大きな池が配してあり、そこには見上げるほど丈の高い樹木がありました。
あの、白い、ふわっとしたものと、葡萄のように垂れ下がった緑色の丸いものは何だろう?
池の水面にも白いふわふわが、いくつも浮かんでいました。
通路にも散らばっていたふわふわを拾い上げてみたら、たくさんのしべがあり、これは花のようですね。
もしかすると…
もしかすると、これは…
サガリバナ!!
前日にビデオで見たドラマ「運命に、似た恋」の中で重要な意味を持つ、熱帯の植物、サガリバナです。
私もいつか、見てみたいな。
飛行機が嫌いだから、熱帯に咲く花なんて、一生見られないな…
そう思っていたサガリバナを、まさか翌日に見るとは思いませんでした。
イメージしていたサガリバナとは、何か違う気もするけれど。
それはきっと、テレビ映像の演出効果のせいと、ここが人口池の温室だからでしょう。
あの、丸いのが蕾で、夜になったら次々に咲いて、朝にはポトリと落ちてしまうのでしょうか。
儚過ぎる…
順路をふさいでしまうので、あまり写真が撮れませんでしたが、ずっと眺めていたくなる不思議な花でした。
アンスリウム
コエビソウ
熱帯植物はどれも、極彩色ですね。
サガリバナに興奮していたので、ラン室とベゴニア室は素通りしただけ…
あ、どっちもキレイでしたよ。
パラグアイオニバス
子どもが葉の上に乗っている写真を小学校の教科書で見た、あれですね。
熱帯スイレン室のスイレン
大温室の出口には、食虫植物のコーナーがありました。
ムシトリスミレ
こんな可愛い花も、食虫植物ですって。
都立神代植物公園の、秋のバラフェスタは10月8日~10月30日㈰まで。
11日、17日、24日は休園日です。
バラは11月中旬までが見頃だそうです。
大温室もお薦めですので、秋の行楽にいかがでしょうか。
11月には、公園の紅葉も楽しめそうですね。
私は、またお墓参りがてら、紅葉を見に行こうと思います。