東京都の豊洲市場(江東区)の建物下にある地下空洞で、都が大気中のベンゼンなど複数の有害物質を測定したところ、国の指針値(年平均値1立方メートル当たり0.04マイクログラム以下)の最大7倍の水銀が検出されたことが分かった。
15日午後に開かれた外部有識者の専門家会議(座長、平田健正・放送大和歌山学習センター所長)で公表された。
豊洲市場の建物下では、都が実施した8回目の地下水モニタリングで、初めて環境基準値を超える有害物質のベンゼンとヒ素が検出されていた。このため、同会議で安全性についてさらに詳細な検証が進められる見通し。
指針値は有害大気汚染物質による健康リスクの低減を図るために設定されている。水銀には環境基準値は定められていない。都は専門家会議の指示で、9月から地下空洞内の大気の観測を続けている。【川畑さおり】