【今だから明かす あの映画のウラ舞台】アニメ編(上) 任侠映画全盛のなかアイデア宣伝が大当たり 声優を初起用も (2/2ページ)

2016.06.03

「サイボーグ009」や「アンデルセン物語」などアニメブームの前から話題作を送り出してきた(DVD発売中、4500円+税、販売:東映、発売:東映ビデオ)
「サイボーグ009」や「アンデルセン物語」などアニメブームの前から話題作を送り出してきた(DVD発売中、4500円+税、販売:東映、発売:東映ビデオ)【拡大】

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 67年夏公開の「ひょっこりひょうたん島」はNHKテレビの人形劇の長編アニメ化。声の出演の中山千夏、黒柳徹子、熊倉一雄を宣伝に起用した。「NHKの宣伝協力は望めなかったから、声優を宣伝に使った初のケース。主題歌は当時、少女歌手の堀江美都子。多くの媒体に登場させて成功した。宣伝にとっての歌の力を再認識した」

 68年の長編アニメ「アンデルセン物語」では、アンデルセンを生んだデンマークと日本の文化交流という大がかりな宣伝コンセプトを組んだ。

 フジテレビの人気テレビ番組「日清ちびっこのどじまん」で、日本航空とのタイアップを取り付けると、子供大使をデンマークへ派遣。アンデルセンの生地であるオーデンセで、市長主催の試写会とレセプション、更に上映フィルムを寄贈して現地の話題となった。

 経費はすべてJAL、段取りは日本大使館という願ってもない展開。これを東映はしっかりとパブリシティーに活用したのだ。

 この頃から、福永は東映社内で「漫画のフクちゃん」と呼ばれるようになった。

 ■福永邦昭(ふくなが・くにあき) 1940年3月17日、東京都生まれ、76歳。63(昭和38)年、東映に入社。洋画宣伝室や宣伝プロデューサー、宣伝部長、東映ビデオ取締役を経て、2002年で定年退職。一昨年、「日本元気シニア総研」に参加し、研究委員、シニアビジネスアドバイザーの資格を取得。

 

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